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TaoTronics様より昨年の12月4日に発売されたばかりの音声操作に対応したスマート加湿器「TT-AH023」を提供いただいたため、レビュー記事を記載します。
TaoTronicsはオーディオや家電製品を販売しているメーカーで、製品のコストパフォーマンスには定評があります。
以前にもBluetoothトランスミッターやレシーバーなども実際に使用しましたが、いずれも安いわりには十分使えるというものでした。
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この記事ではスマート加湿器を実際に使ってみて良いところも少し気になるところも記載します。
- TT-AH023の特徴は?
- 加湿量は十分?
- 動作音は本当に静か?
- スマホアプリの使い心地は?
TaoTronics スマート加湿器 TT-AH023とは
もともと音声操作に対応していない通常の加湿器としてTT-AH014が販売されており、そこにAmazon EchoやGoogle Homeから音声操作が可能なモデルとしてTT-AH023が発売されました。
なので加湿器としてのスペックはTT-AH014と同等となっているため、TT-AH014を検討されている方にもこの記事は参考になるかと思います。
TaoTronics スマート加湿器 TT-AH023の特徴
1回の給水で最大40時間連続運転
TaoTronics TT-AH023はタンク容量が5Lとなっており、低ミストモードであれば最大40時間の連続稼働が可能となっています。
以前にレビューした卓上加湿器は容量200mlだったので25倍のタンク量ですね。
そう考えるとかなりの大容量。
卓上加湿器とは用途が違うというのはもちろんありますが、常に一定の加湿をしておきたい場合は40時間持てばその間に適当に給水しておけばずっと動かしとくこともできそうですね。
3段階の加湿量で寝室からリビングまで対応
TaoTronics TT-AH023はミスト量が3段階で切り替えが可能となっており、それぞれ以下の加湿量です。
- 300ml / h(高ミスト)
- 200ml / h(中ミスト)
- 100ml / h(低ミスト)
この加湿量がどれほどのものかというと、だいたい6〜18畳の広さに対応しています。
ちなみにプラズマクラスターなど2万円を超えてくる加湿器で加湿量の多さを謳っている機種は「500ml/h」とかだったりします。
ただ1万円以下の機種で最大300ml/hでるのであればスペック的には十分だと思います。
レビューを見ても、「高にした時のミスト量が想像以上にすごい」というレビューがちらほらあるので客観的に見ても十分な加湿量であると言えそうです。
実際に僕は7畳程度の部屋で低ミストモードで使用していますが、使い始めてから喉の乾きが軽減されている気がします。
呼吸をした時に鼻から入ってくる空気の感覚がしっかりと加湿されているという印象です。
タイマー機能付きで寝るときも安心
TaoTronics TT-AH023にはタイマー機能も付属しています。
タイマーで設定可能な時間は3つでそれぞれ2時間、4時間、6時間の設定が可能です。
夜寝るときは8時間設定しておけば、朝バタバタしていても消し忘れたりすることがありません。
また、アプリからの操作にも対応しているため、外出先から加湿器の稼働状況の確認やON/OFFの切り替えを行うこともできます。
そのため、消し忘れやつけ忘れを無くすことが可能です。
アロマディフューザーとしても使用可能
アロマオイルを入れることでアロマディフューザーとしても使用することが可能です。
これは地味に便利でAmazonで売ってるホワイトムスクのフレグランス入れて使用してます。
アプリや音声操作に対応
ミスト量の調整やタイマー機能などの基本機能より本製品の推しはここです!
「スマート加湿器」と呼ばれているようにTT-AH023はwifiと接続が可能となっており、専用のアプリからの操作やGoogle Home、Amazon Echoを利用した音声操作に対応しています。
我が家では様々な家電をスマートホーム化させていたのでこれは嬉しいですねー。
実際にアプリでの使い心地などは下に記載しているのでアプリ操作や音声操作が気になっている人は参考にしてください。
デザインがおしゃれ
正直結構ここ個人的にはかなり重要。
加湿器ってなぜか不思議な形が多いと思いませんか。。。
しずく型とか、あからさまにタンクが主張されている形だったり。
プラズマクラスターとかはシンプルで良いですが、それよりさらにシンプルでデザインに力を入れているなーと思ったのがTaoTronicsのTT-AH023です。
長方形の縦長タイプでブランドロゴがさりげなくだけ入ったシンプルな本体。
ボタンもタイマーとミストの2つだけで設定を表示するLEDもそれぞれ3つずつ付いているだけです。
でもって再度からはタンク内の水量を確認することができてデザイン美と機能美がしっかりしているという印象です。
もちろん部屋の雰囲気とかに合わせるのが良いですが、この製品であればどんな部屋にでも合うかと思います。
TaoTronics TT-AH023の使い方
付属品等の紹介と合わせて説明していきます。
TT-AH023の付属品等
まず、外箱はシンプルなデザインです。シルバーっぽい色合いですね。
開封して中の物を全て出したのが以下
本体と説明書、掃除の時に使う空気口プロテクターと洗浄用ブラシ、電源アダプターが同梱されていました。
Amzonのページには同梱物は以下のように記載されています。
このうちフロートは本体にセットされている状態です。
1×TaoTronics加湿器 TT-AH023
1×フロート
1×電源アダプター
1×空気口プロテクター
1×洗浄用ブラシ
1×取扱説明書(日本語付)
説明書が英語だったというレビューもありますが、届いたやつはちゃんと日本語の説明書でした。
本体をもう少し見ていくと、本体裏面にアロマオイルを入れるところがあります。
引っ張るのかと思ったら押したらひょこって出てきました。
ここにアロマオイルを染み込ませる様子。
本体側面はタンク内の水量が確認できるようになっています。
電源は本体裏面に差込口があります。
本体は水を入れるタンクと下の部分が別れるようになっており、外すと以下の画像のようになります。
掃除するときも分解した状態で行います。
蓋ものっけるだけのものです。
タンクの中は以下の画像のような感じでここに5Lの水が入るようになっています。
本体の下の部分は以下の画像の構造になっています。
上に見えるのがフロートで取り外し可能になっています。
掃除のときは外して掃除します。
別の角度からももう一枚。
真ん中のが空気口となっていて、掃除のときはここにキャップはめます。
本体の説明は以上で付属品の詳細を軽く載せると、掃除ブラシと空気口キャップです。
TT-AH023を実際に動かしてみた
電源コードを接続して、タンクに水を入れたらあとはスイッチを押すだけです。お手軽。
サイズ的にもデザイン的にも良い感じです。
ついでに記載しておくと、サイズは「170x 170 x 345mm」となっています。
うちのゴミ箱とだいたい同じサイズ。
電源はミストボタン(本体右側のボタン)となっており、ミストボタンを押すたびに電源およびモード変更が行われます。
電源を入れるとまず中ミストになります。これは仕様のようです。
↓
高ミスト:300ml/h(H)
↓
低ミスト:100ml/h(L)
↓
電源OFF
少しわかりにくいかもしれませんが、ミストの量をそれぞれ変更しながら写真を撮ってみました。
違いわかりますかね?
低ミスト:100ml/h(L)
中ミスト:200ml/h(M)
高ミスト:300ml/h(H)
背景黒いおかげでなんとか見えますね。
結構モードで加湿量変わります。
電源を入れるとモードのLEDと側面のLEDが光ります。
この光りはミストボタンの長押しで消灯させることも可能です。
夜寝るときなどは消灯させたいですからね。
TaoTronics TT-AH023をスマホで操作する
TaoTronics TT-AH023は専用のアプリを利用することでスマホからの操作も可能となっています。
スマホで加湿器を操作するまでの手順を簡単に記載しておきます。
詳細は製品購入時の説明書に画像つきで記載があるのでそちらを参考にしてください。
- SunHomeのアプリをダウンロードする
- アカウントの登録&有効化を行う
- ログインし、加湿器を追加する
- 加湿器を自宅wifiに接続する
スマホアプリからはこんな感じの画面で操作が行えます。
シンプルでみやすくて良いですね。

TaoTronics TT-AH023をアレクサから操作する
TaoTronics TT-AH023はアレクサやGoogleアシスタントからも操作が可能です。
アレクサから操作をする場合は「タオ加湿器」というスキルを有効化することで声で操作が可能となります。
使っていて気になったこと
動作時にモーター音が多少気になる
普段加湿器や空気清浄機などを家で利用しない場合、基本的に家の中は無音だと思うのですが、加湿器のスイッチを入れるとモーター音が多少します。
イメージ的には冷蔵庫と同じぐらいでしょうか。
エアコンよりかは静かな印象です。
ただ、動作音に関してもレビューを見る限りそこまで気にしている方はいなさそうなので客観的に見ると静かな部類に入るのだとは思います。
水滴が落ちる音が気になるというレビューもありますが、ミストモードを中以上設定すると少し音がするようです。
低ミストモードだと水滴の音はたまに少し聞こえてくるぐらいでほぼ気になりません。
高ミストモードとかだと気になるかもしれませんが、高ミスト使うぐらい広い部屋であれば加湿器の近くにいない限りはそんなに気にならないかと思います。
スマホでの操作は専用アプリが必要
これは本製品に限った話しではないですが、スマートホーム対応の家電が少しずつ増えてきていますが、各メーカーが専用のアプリを出していたりするんですよね。
なので家電が増えるたびに専用のアプリも増やしていかないといけない。
スマホで一括管理できているだけでも十分便利なのですが、ここのアプリが共通化したらさらに便利なのになーとか思ったり。
と、この記事内に書いても仕方ないんですけどね。
アレクサのタオ加湿器スキルがスマートホームスキルではない
アレクサを利用することで音声で加湿器の操作が行えるのは確かですが、実際に音声で操作しようとすると結構手間がかかります。
具体的にはアレクサを用いて加湿器を操作する場合は次のようにアレクサに話しかける必要があります。
- アレクサ、タオ加湿器を開いて
- 加湿器の電源をオンにして
- ストップ
本来、命令したいのは2つ目の「加湿器の電源をオンにして」だけなのですが、それをアレクサに指示するために他に2つのワード(アプリの起動ワードとアプリの終了ワード)をいう必要があるということです。
起動ワード+指示+終了ワードと先ほどは記載しましたが、起動ワードと指示は同時に行えるようです。
そのため、起動+指示と終了ワードだけで操作が可能なようです。
起動時にも最初の説明が少し長かったのでそこが省けるだけでも良いですね。
- アレクサ、タオ加湿器を開いて加湿器の電源をオンにして
- ストップ
これで操作が可能です。
アレクサのスキルはいくつか種類があって説明用にざっくり分けると「スマートホームスキル」と「通常スキル」です。
スマートホームスキルはスマートホームに特化したスキルでアプリの起動ワードや終了ワードは必要ありません。
「アレクサ、加湿器の電源をオンにして」だけですみます。
それに対して通常スキルの場合、水色背景部分で記載したように起動ワードと終了ワードが必要となってきます。
ここはスキルの改修などで今後改善される可能性もありますが、現時点だと少し操作しにくいなという印象です。
(実際に起動ワードと指示が同時にできるように改善されました。この対応の速さは素晴らしいですね。)
終了ワードも不要になればさらに使いやすいそうなのでこれは今後に期待です。
まとめ
スマホアプリや音声操作が可能なスマート加湿器 TaoTronics TT-AH023の紹介でした。
基本的な性能は十分でかつスマホアプリからも操作ができるというのがポイントですね!
あとはデザインがおしゃれ。
スマホから操作ができるおしゃれな加湿器を探している方にはオススメしたい商品です。
この先も使って言ってまた何か思うことがあれば随時追記していく予定です。
参考にしていただければと思います。
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アロマオイルいれてアロマフューザーとしても使えるとのことですが、香りはハッキリとわかる感じでしょうか?
同じような製品で非常に香りが薄いものがあるようなので、生の声を聞かせていただけると嬉しいです。
普段からアロマディフューザーを利用しているわけではないので正確ではないかもしれませんが、香りは少し薄いかもしれません。
少し多めに入れて多少香るようなイメージです。