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TaoTronicsからBluetoothトランスミッター&レシーバーを提供いただいたためレビューします。
Bluetoothに対応していない製品をBluetooth対応化させることができる素晴らしい製品の紹介です。
Bluetoothトランスミッターは数多くの製品がありますが、TaoTronicsのトランスミッターはAmazonでベストセラーとなるほどの人気商品となっています。
本記事では実際の使い心地や音の遅延が無いかなどをレビューしていきます。
購入を検討されている方は参考にしてください。
TaoTronics Bluetoothトランスミッター&レシーバーとは
TaoTronics Bluetoothトランスミッター&レシーバーはその名の通りBluetoothトランスミッターとBluetoothレシーバーのどちらにも使える1台2役の便利グッズです。
Bluetoothトランスミッターとは
BluetoothトランスミッターはBluetoothでの接続に対応していない音源(テレビやプロジェクターなど)をBluetooth化させる機能です。
以下の様なシーンで活用できます。
- テレビの音声をBluetoothのヘッドフォンで聞きたい
- プロジェクターの音声をBluetoothスピーカーで流したい
Bluetoothレシーバーとは
BluetoothレシーバーとはBluetoothでの接続に対応していないスピーカーやヘッドフォンをBluetooth化させる機能です。
以下の様なシーンで活用できます。
- Bluetoothに対応していないヘッドフォンをワイヤレスで使いたい
- Bluetoothに対応していないイヤホンを無線接続したい
上記の様に両方の機能を有しているため、活用の幅は広いです。
Bluetoothトランスミッターやレシーバーは多くの中国メーカーが製造しており、今回紹介する商品は「TaoTronics」が製造しています。
TaoTronicsとは
出典:Amazon.co.jp
TaoTronicsはモバイルバッテリーで有名なRAVPowerと同じ会社(Sunvalley Brands Japan)が運営しているブランドになります。
RAVPowerは2018年のFUJIロックのオフィシャルサポーターになっているほどしっかりとしたブランドです。
RAVPowerがモバイルバッテリーやカメラのバッテリーなどを製造販売しており、TaoTronicsはBluetoothスピーカーやイヤホンなどを販売しています。
本ブログでもTaoTronicsのBluetoothスピーカーは紹介したことあります。
RAVPowerもTaoTronicsもレビューの評価が高い製品が多く個人的には信頼できるメーカーの一つです。
TaoTronics Bluetoothトランスミッター&レシーバーのスペック
それでは実際に商品のスペックを見ていきます。
以前にAnkerのBluetoothトランスミッターの記事を書いた際にトランスミッターの購入時に見るべきポイントとして以下の5つを挙げていたのでその観点でTaoTronicsも評価してみたいと思います。

- メーカー
- Bluetooth対応規格
- aptX ローレイテンシー対応有無
- レシーバーにも対応しているか
- 価格
それでは順番に見ていきます。
メーカー
これは先ほど紹介した通り、TaoTronicsはレビューの評価も高い信頼できるメーカーです。
Bluetooth対応規格
Bluetooth 4.1の規格に対応しています。
Bluetooth 4以上であれば基本的に問題ないのでここもクリアです。
aptX ローレイテンシー対応有無
対応しています。
実際にBluetoothトランスミッターモードで動画を観てみましたが、音声の遅延などは感じず楽しむことができました。
レシーバーにも対応しているか
もちろん対応しています。
切り替えもスイッチ一つで簡単に行えます。
価格
価格は2018年11月末時点で3,599円となっています。
Ankerより少し安めですね。
更に18%OFFのクーポンが使えそうなので実際には3,000円弱で購入できそうです。
これは安いですね!!
その他
その他の特徴として以下も挙げておきますね。
- トランスミッター、レシーバー共に2台同時接続が可能
- 3.5mm、光デジタルの接続方式に対応
- 一度ペアリングしたら次回以降は自動接続
- 15時間の連続再生が可能
小型軽量で機能も豊富かつ価格も安いのでスペック的にはかなりコスパの良い製品といえそうですね。
TaoTronics Bluetoothトランスミッター&レシーバーの付属品等
まずは、外観ですがシンプルな箱です。
表面にブランドのロゴが入っており、側面にはHPのURLが記載されています。
裏面にはモデル番号なども記載されています。(本製品はTT-BA09)

箱を開けるとまず出てくるのが説明書が入った黒い袋と梱包された本体です。

本体の下には各種ケーブルが入っています。

付属品は以下です。
- 本体
- 3.5mmオーディオケーブル
- AUX-RCAケーブル
- 光デジタルケーブル
- Micro USB充電ケーブル
- 説明書
- 延長保証カード
接続に必要なコード類は全て付属しています。
充電の際のACアダプタが無いのだけが少し気になりますが、自宅にあるのを使いましょう。
本体の大きさはかなりコンパクトです。
iPhone XSと比べると半分ぐらいのサイズ感です。

側面にはトランスミッターとレシーバーを切り替えるスイッチとAUXと光デジタル端子を切り替えるスイッチがあります。

TX
→トランスミッターモード(テレビやプロジェクターと接続して使う)
RX
→レシーバーモード(スピーカーやヘッドフォンと接続して使う)
SPDIF
→光デジタル端子で接続するモード
AUX
→3.5mmのイヤホン端子で接続するモード
別の側面には各端子の接続口があります。

AUX
→3.5mmのイヤホン端子接続口
SPDIF IN
→トランスミッターモードで光デジタル端子を利用する際の接続口
SPDIF OUT
→レシーバーモードで光デジタル端子を利用する際の接続口
DC5V
→本体充電時のmicroUSB接続口
本体上部のボタンは電源ボタンとなっており、電源のON/OFFやペアリング、レシーバーモード時に再生の一時停止/再生が行えます。

裏面はゴム底となっており、接続状況や充電状況を表すランプが付いています。

本体はシンプルで付属品なども必要なものが付いているので良いですね。
重さもたったの38gとめちゃめちゃ軽いです。
TaoTronics Bluetoothトランスミッター&レシーバーの使い方
実際の使い方です。
充電方法
付属のmicroUSBケーブルを利用して充電します。
充電時間は約2時間となっており、充電しながらでも利用可能です。
充電中は本体底のLEDが赤く点灯します。

充電が完了すると、LEDの明かりが消灯します。

充電が完了した状態で15時間の連続再生が可能です。
Bluetoothトランスミッターモードで利用する
接続手順は以下のように簡単です。
- TXモードに設定し、Bluetooth機能が無いオーディオ機器に接続します。
- 本体の電源ボタンを長押しして電源をONにし、ペアリングモードにする。
- イヤホンやスピーカーなどのBluetooth受信デバイスを準備し、ペアリングモードにする。
- 10秒ほどでLEDが青に点灯し、ペアリングが完了する。
AUXかSPDIFか使用する側にスイッチを切り替えてください。
※AUXとSPDIFではSPDIFの方が音質が綺麗です。なのでTXモードで使用する機器(テレビやプロジェクター)に光デジタル端子の接続口がある場合はそちらの利用をオススメします。
今回はお試しでPCの音源をBluetoothで飛ばしていたのでAUXで試しています。

どの端末ともペアリングしたことがない状態で電源をONにすると即ペアリングモードになります。
ペアリングモード中は本体のLEDが赤と青で点滅します。
簡単ですね。
ペアリングが完了すればあとは音楽を再生するとちゃんと流れるはずです。
Bluetoothレシーバーモードで利用する
接続手順は以下のようになります。
- RXモードに設定し、Bluetooth機能がないスピーカーやイヤホンに接続します。
- 本体の電源を長押しして電源をONにし、ペアリングモードにします。
- スマートフォンなどオーディオ側のBluetoothを有効にし、Bluetoothデバイスを探します。
- 「TaoTronicsTT-BA09」をタップして接続します。

電源がONになると本体底のLEDが点灯します。
本体の電源が入った状態でペアリングされたデバイスがない場合は自動でペアリングモード(LEDが赤と青に点滅)になります。

本体のLEDも青く点灯して接続完了となります。

ペアリングが完了すればあとはiPhone側で音楽を再生すればレシーバーモードで接続しているイヤホンから音楽が再生されます。
レシーバーモード中は電源ボタンを押すことで音楽の再生/一時停止を操作することができます。

2回目以降は自動で再接続してくれる
上記でペアリングの説明を行いましたが、ペアリング自体は最初の一度だけでOKです。
一度ペアリングしてしまえば、モード変更をしない限り電源をONにするだけで自動で前回接続した端末に接続してくれます。
これが結構便利。自動接続もすぐに接続してくれるので利便性は良いですね。
2台同時接続も可能
これを利用すると、1台のiPhoneから2つのイヤホンに音楽を流すことができます。
二人で音楽を聞きたい時などは2台同時接続機能便利です。
一度ペアリングをした後にペアリング済みの端末のBluetoothを一度OFFにしてもう一台の端末でペアリングを行うと2台目のペアリングが行えます。
これ実際に試してみたのですが、1台目と2台目で若干音がズレます。。
2つの音源を同時に耳にすることはないと思うので使用に関しては問題ないですが、気づいたため一応記載しておきます。
TaoTronics Bluetoothトランスミッター&レシーバーの音飛び・遅延は発生するか
実際に試してみたところ、音飛び・遅延はほぼないです。
Amazonプライムビデオの音声をトランスミッターモードでイヤホンに飛ばしましたが、遅延は無く違和感無く映画やアニメを観ることができました。
Bluetooth 4.1対応かつApt-X Low Latencyに対応しているので当たり前といえば当たり前です。
スペック的には遅延は最大40ミリ秒となっているので0.04秒程度の遅延は発生するとのことですが、正直これを感じ取れる人の方が少ないのではと思います。
なので音飛びや遅延に関しては特段心配する必要はなさそうです。
10m離れても再生可能かどうかを試してみた
これ公式側から10m離れても再生可能と記載があったので実際に試してみました。
すると、驚いたことに間に障害物がなければ10mどころか20m程度離れても全然聞こえます。
壁や人など間に障害物が入ると10mがギリギリ(たまに音飛びする)といったところですが、普通に使用する分にはそんなに離れることもないだろうし、問題ないかと思います。
まとめ
小型軽量でトランスミッターにもレシーバーにも使えるTaoTronicsのBluetoothトランスミッター&レシーバーの紹介でした。
価格も安く付属品もしっかりしており、性能的にも十分と言える商品なのでこれは間違い無いですね。
- 昔から使っているBluetooth非対応のヘッドフォンをワイヤレスで使いたい
- 格安プロジェクターからBluetoothスピーカーに接続したい
といった要望がある方にはぜひオススメしたい商品です。