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GoogleタグマネージャでGoogleリスティング広告のコンバージョンを計測する方法

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

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Google広告を利用するに当たって計測しておきたいのがコンバージョンです。
コンバージョンというのはリスティング広告の場合だと「広告を出した目的をどれだけ達成できたか」を示す指標になります。
Google広告って広告出すこと自体は簡単にできるのですが、コンバージョンを計測する場合は条件を指定しないといけないので初見だとなかなか難しいんですよね。。
本記事ではGoogleリスティング広告のコンバージョンをGoogleタグマネージャを用いて計測する方法について記載します。
 

Googleタグマネージャとは

Googleタグマネージャは運営しているサイトに埋め込んでいるタグを一括管理できるGoogleのサービスです。
※タグというのはざっくりというとGoogleアドセンスの自動広告のscriptタグやGoogleアナリティクス計測用のscriptタグなどを指しています。
Googleタグマネージャを利用することによって、複数サイトで様々なタグを利用していても迷わず管理することが可能で、タグを特定の条件などで動的に配信することも可能となっているため、タグの管理やより動的なサイト作り、コンバージョンの計測などを行うのに利用されています。
プレビュー機能でタグの配信状況を確認したりなども可能で最初は取っつきにくいかもしれませんが、少し慣れるとかなり便利なサービスだと思うようになります。
WordPress(ワードプレス)×SANGOにGoogleタグマネージャーを導入する方法  

Googleリスティング広告とは

Google広告は自身のWebサイトの宣伝などを目的としてGoogleに対して広告を出稿できるサービスです。
Googleアドセンスなどで表示されている広告がGoogle広告で出稿されている広告になります。
Googleアドセンスの広告がクリックされるとブロガー側に収益が入るように、広告主側がお金を払っています。
そうやって様々なブログやGoogleの検索結果などに対して広告を掲載することが可能で、実際に広告がクリックされることで顧客を特定の記事に誘導することができます。
アドセンスを通じて表示される広告以外にGoogleの検索結果の一番上とかは広告であることが多いです。

Google広告を通じて広告を出稿すると、SEOとは関係なく検索結果の一番上に表示させることが可能です。
お金を払ってでもここからコンバージョンに繋がることで広告出稿料以上のアフィリエイト収入が発生するような案件に対して有効な手法になります。
※成約したら1件1万円とかそのレベルだと広告出稿したとしても1件でも成約取れれば余裕で元取れますからね。
 

Google広告のコンバージョンとは

コンバージョンの値は出稿する広告にもよるし、出稿した人にもよりますが、例えばアフィリエイトの商材で「レーシック手術」を扱っているとします。
このレーシック手術の案件が1人成約すると1万円の収益になるとすれば、この「成約する」という地点がコンバージョン地点になります。
Google広告の管理画面では以下のような情報が表示されるのでコンバージョンの値を計測することで広告を出した成果がしっかりあったかというのを確認できるわけです。

Google広告の管理画面で確認できる値
  • クリック数
  • 表示回数
  • クリック率
  • 平均クリック単価
  • 費用
  • コンバージョン数
  • コンバージョン単価
  • コンバージョン率

※もちろんカスタム可能でこれ以外の値などもあります。

画像だとこんな感じですね。
ここで一番大事なので「コンバージョン単価」と「コンバージョン率」です。
このキャプチャだとコンバージョン率が22%となっているので約5人に1人は成約していることがわかります。
目指すはコンバージョン率100%でいかにコンバージョン単価を下げられるかが一つの改善に向けての指標となります。

Google広告は合わせてヒートマップなども利用するとより詳細に改善策が打てそうですね。
※実際には案件のLPに飛ばすとこまでで計測しているのでそのあときっちりクロージングされているかというところまでは計測ができません。なので実コンバージョン数はこれより下回ることになります。
 

Googleタグマネージャでコンバージョンを計測するメリットとは

Google広告でコンバージョンを計測するメリットは大きく2つあります。

広告予算が立てやすい

コンバージョン単価が明確に出るため、目標コンバージョン数に向けての予算設定などが早い段階からできるようになります。
複数のリスティングなどを回している場合もどこにどれだけ予算を設定すべきかなどが決めやすいです。
 

PDCAを回しやすい

コンバージョン率を指標にすることでLPの改善が測れます。
コンバージョンのリンクの位置を変えたり、導入文を変えたりしながらコンバージョン率を計測することでコンバージョン数の最大化が図れます。
 

Googleタグマネージャでコンバージョンを計測する方法とは

Google広告の出稿までは手順通りに新しいキャンペーンを作成してあとは流れで作成していけばできるのでまずは出稿までやりましょう。
また、Googleタグマネージャの導入などは以下の記事を参考に済ませておいてください。
※ワードプレス×SANGOとなっていますが、基本的なところは共通なので別テーマなどを利用していても参考になるかと思います。
WordPress(ワードプレス)×SANGOにGoogleタグマネージャーを導入する方法 Google広告ではコンバージョンの設定がされていないと警告が表示されます。
なので次の手順でコンバージョンを設定してあげましょう。
 
Googleタグマネージャーでコンバージョン計測を行う方法は次の3ステップです。

Googleタグマネージャーでのコンバージョン計測
  1. コンバージョンリンカーの設置
  2. コンバージョンのトリガーの設定
  3. コンバージョントリガーの配信タグ設定
 

1.コンバージョンリンカーの設置

新規タグを作成して以下のように設定してください。

タグの種類
→コンバージョンリンカー
 
配信トリガー
→All Pages


余計なページにタグを配信したくない場合はリスティングに出しているページとそこからリンクを張っているページなどコンバージョンまでの経路で配信されれば良いですが、よくわからない場合はとりあえず「All Pages」で配信しちゃいましょう。
コンバージョンリンカーはコンバージョン先としているリンクをクリックした人がGoogle広告からきたのかそれ以外から来た人なのかを判断するために設定します。
これを設定しないとリスティング広告のコンバージョンが正確に計測できないのでこれを導入する必要があります。
 

2.コンバージョンのトリガーの設定

ここが一番わかりにくいところですね。
ここも画像のように設定してもらえれば一旦はOKです。

トリガーのタイプ
→クリック・リンクのみ
 
タグの配信を待つ
→チェックする
 
トリガー有効化ページ
→自サイトのドメイン指定
 
トリガーの発生場所
→Page URL:コンバージョンに繋がるリンクを設置しているページ
→Click URL:コンバージョンリンクのリンク先


簡単に説明しておきます。

トリガーのタイプ

どのようなトリガーを設定するかをまず大まかに選ぶところです。
何かしらのリンクをクリックした場合にタグを配信するときは「クリック・リンクのみ」を選択します。
 

タグの配信を待つ

「タグの配信を待つ」というのはリンクをクリックしたタイミングでタグマネージャーがタグを配信するのですが、リンクをクリックしてすぐにリンク先に飛ぶとタグが配信されずにリンク先に飛んでしまう可能性があります。
ここにチェックを入れることでリンクをクリックしたタイミングでまずタグの配信を行い、そのあとにリンク先に飛ぶというような挙動になります。
タグの配信を待つと言っても実際に体感できるほど待ち時間が発生するわけではないのでそこは気にしなくてもOKです。
 

トリガー有効化ページ

実際に設定するトリガーでタグを配信する可能性のあるページを指定します。
ここでは簡単に自サイトのドメインを指定しています。
ここもリスティングに出稿しているページだけを指定してもOKです。
 

トリガーの発生場所

実際にトリガーとなる条件を指定します。
僕はここでPage URLとClick URLで指定を行なっています。
まず、Page URLでリスティング広告を出しているページのURLを指定しています。
次にClick URLでコンバージョンとなるリンク先を指定しています。
こうすることで「指定したページの指定したリンクが踏まれた場合にタグを配信する」というトリガーになります。
 

3.コンバージョントリガーの配信タグ設定

コンバージョンリンカーを設置してトリガーも作成できたらあとは実際に配信するタグを指定するだけです。
タグの種類はGoogle広告のコンバージョン用のタグがあるのでそれを指定します。
そして「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」を指定します。
※この2つの値の確認方法は後ほど記載します。
トリガーは先ほど作成したトリガーを指定してあげればOKです。

コンバージョントラッキングで指定するコンバージョンIDとコンバージョンラベルはGoogle広告でコンバージョンを設定する際に取得可能です。

STEP.1
コンバージョンを開く
Google広告を開き、ツール > コンバージョンをクリックしてコンバージョンの設定画面を開きます。

STEP.2
新規コンバージョンを作成
「新規」ボタンを押下して新規コンバージョンの設定画面を開きます。
4つのアクション発生場所が表示されるので「ウェブサイト」を選択します。

STEP.3
コンバージョン内容を指定
コンバージョン名やらコンバージョン単価などを指定する画面になるのでここで自分の案件に合わせて指定します。
1件成約すれば1万円の場合にはコンバージョン単価に「1万円」と指定します。
他はそんなに触らなくても大丈夫です。
STEP.4
タグの選択
続いてタグをどのように設定するかを聞かれるのでここで「Google タグマネージャを使用する」をクリックします。

これをクリックするとGoogleタグマネージャで必要となる「コンバージョンID」と「コンバージョンラベル」が表示されます。

これでコンバージョンの計測が可能になります。
実際にタグが配信されるかプレビューで確認してみてください。
まず、広告出稿しているページを表示して「コンバージョンリンカー」が配信されることを確認してください。
次にコンバージョンのリンクを新規タブで開くなどしてそのタイミングで「コンバージョンのタグ」が配信されることを確認してください。
ここでちゃんと配信されていればOKです。
プレビューで動作確認ができたら実際にタグを配信するように公開しておきましょう。
これで最初に画像で載せてたようにコンバージョン率やコンバージョン単価などの計測が行えるようになります。
 

まとめ

Googleのリスティング広告に興味を持って実際の出稿からコンバージョンの計測までを行ったので備忘として残しておきました。
実際に作業を行ってから2ヶ月ほど経っていたのでうろ覚えでしたが記載しておきました。
Goolgeリスティング広告は活用することで売上を何倍にもすることができるマーケティングツールです。
合わせてコンバージョンの計測・解析を行うことでより効率的にGoogle広告が運用できるかと思います。
またFacebook広告のコンバージョンもタグマネージャーで同様の感じで計測が可能なのでぜひ試してみてください。
Facebook広告の場合は「コンバージョンリンカー」ではなく「Facebook Pixel」というタグを設定する必要がありますが、それ以外はほぼ同じです。
今回の一連の流れでトリガーやタグなどもある程度わかるようになったかと思うので色々試してみてください。
 
 

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