Aqara カメラハブ G350|世界初のMatter認証カメラが日本発売。日本のスマートホームで何が変わるか
目次
スマートホームの共通規格「Matter」は、照明やセンサーでは普及が進んできましたが、カメラは対応製品が長く出てきませんでした。その最初の製品が、Aqaraのカメラハブ G350です。海外発表時に「世界初のMatter認証カメラ」として話題になり、2026年3月17日に日本でも発売が始まりました。
この記事では、公式情報をもとに、G350の特徴と、日本のスマートホームで使うときのポイントをまとめます。
カメラハブ G350とは
Aqaraの見守りカメラの上位モデルです。カメラとしての基本仕様は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レンズ | デュアルレンズ(4K広角+2.5K望遠) |
| 画角・可動 | 360°パン&ズーム、自動追跡 |
| 録画 | microSD(最大512GB)、HomeKit Secure Video対応 |
| ハブ機能 | Zigbeeハブ、Matterコントローラー |
| 通話 | 双方向通話 |
| 価格 | 22,180円(税込) |
何が新しいのか
カメラがMatterに対応した
Matterは、メーカーが違う機器どうしをつなぐための共通規格です。これまでは照明、センサー、スイッチなどが中心で、映像を扱うカメラは規格側の整備が遅れていました。
G350はMatter 1.5の認証を取得した初のカメラです。現時点では、カメラ映像をMatter経由でどう扱うかはプラットフォーム側(Apple HomeやGoogle Homeなど)の対応も発展途上なので、「買えばどのアプリでも映像が見られる」という段階ではありません。ただ、規格に沿ったカメラが市販されたこと自体が、メーカー独自アプリへの依存を減らしていく流れの第一歩になります。
当面の実用上の中心は、従来どおりAqara HomeアプリとHomeKit Secure Videoです。そのうえで、将来のプラットフォーム対応の受け皿がある、と考えるのが現実的です。
デュアルレンズで「広く見る」と「寄って見る」を両立
広角の4Kレンズで部屋全体を見渡し、気になる動きがあれば望遠レンズで寄って確認できます。パン・チルトの自動追跡と組み合わせることで、ペットや子どもの動きを追いながら、表情まではっきり残せるのが狙いです。
カメラなのにハブも兼ねる
G350はZigbeeハブとMatterコントローラーを内蔵しています。Aqaraのセンサー類(人感、開閉、温湿度など)を追加していくときの中心になれるので、「見守りカメラを置くついでにスマートホームの土台もできる」という位置づけです。ハブを別に買わなくて済む分、Aqaraで揃え始める人には入口として分かりやすい構成です。
日本のスマートホームで使うときのポイント
- HomeKit Secure Videoを使うならiCloud+が必要です。録画はAppleの仕組みで保存されるため、iPhoneユーザーでiCloud+に入っている人には相性がいい組み合わせです
- AlexaやGoogle Homeでは、現時点ではAqara Homeアプリが主役です。音声アシスタント連携は従来のAqara製品と同様に使えますが、Matter経由の映像連携はプラットフォーム側の対応待ちの部分があります
- 国内正規品なので、技適やアプリの日本語対応、保証の心配はありません。海外製品を個人輸入する場合に気になる点が、最初から解消されているのは大きいです
価格と買える場所
日本価格は22,180円(税込)で、Amazon.co.jpのAqara公式ストア、Aqara公式楽天市場店、ヨドバシカメラなどで販売されています。海外価格は139.99ドルで、為替を考えると日本価格は妥当な設定です。個人輸入する理由はほぼなく、保証のある国内正規品を選ぶのが無難です。
なお、2026年6月には「カメラハブ G350 セレクト」という名前の製品も発売されています(税込22,180円)。名前がよく似ているので、買うときは商品名を確認しましょう。
よくある質問
G350と従来のAqaraカメラ(G3など)の違いは何ですか?
最大の違いはMatter認証の有無とレンズ構成です。G350はMatter 1.5に対応し、4K広角と望遠のデュアルレンズを搭載しています。従来機はAqara HomeやHomeKit中心の連携でした。
Matterに対応していれば、どのスマートホームアプリでも映像が見られますか?
現時点ではそうはなっていません。カメラのMatter対応は始まったばかりで、プラットフォーム側の対応が発展途上です。当面はAqara HomeアプリとHomeKit Secure Videoが実用の中心です。
ハブ機能だけを目的に買う価値はありますか?
ZigbeeハブとMatterコントローラーを兼ねるので、Aqaraのセンサー類をこれから増やす予定があるなら、カメラとハブを別々に買うより割安に済む場合があります。すでにハブを持っているなら、カメラとしての価値で判断するのがおすすめです。
まとめ
- G350は世界初のMatter認証カメラで、カメラのMatter対応が始まるきっかけになる製品
- デュアルレンズ+自動追跡+ハブ機能で、見守りとスマートホームの土台を1台でまかなえる
- 日本では22,180円で正規品が買え、技適や保証の心配がない
- Matter経由の映像連携はこれからに期待。当面はAqara HomeとHomeKit Secure Videoが中心
スマートホームをMatterでそろえていきたい人にとって、カメラ選びの基準が変わる1台です。