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色彩検定3級 PCCSトーンの覚え方|12トーンを位置と分類で整理

この記事を読むのに必要な時間は約 24 分です。

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色彩検定3級で多くの人がつまずくのが、PCCSの「トーン」です。ビビッド、ペール、ダルなど12種類あり、記号・名前・イメージ・分類をまとめて覚える必要があります。この記事では、トーン図の位置と、白・黒・灰色のどれを混ぜたかの2つを手がかりに、12トーンを整理して覚える方法を紹介します。

トーンとは何か

PCCS(日本色研配色体系)では、色を「色相」と「トーン」の2つで表します。トーンは、明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)を合わせた「色の調子」のことです。同じ赤でも、鮮やかな赤、白っぽい淡い赤、黒っぽい深い赤では印象がまったく違います。この違いをまとめて表すのがトーンです。

有彩色(色みのある色)のトーンは12種類、無彩色(白・灰・黒)は5段階に分けられています。

まずはトーン図で位置を覚える

12トーンは、横軸に彩度、縦軸に明度をとった「トーン図」に並べると、位置関係で覚えられます。

pltggdkgltsfddkbsdpv彩度 低い → 高い明度 低い → 高い
図1 PCCSのトーン図(色相2:赤)。左ほど彩度が低く、上ほど明るい。色は画面表示用の近似色

トーン図は、彩度の高さで4つの列に分けて見るとわかりやすくなります。

  • いちばん左(低彩度):上から p → ltg → g → dkg
  • 左から2列目(中彩度):上から lt → sf → d → dk
  • 左から3列目(高彩度):上から b → s → dp
  • いちばん右(最も鮮やか):v

どの列も「上から明るい → 暗い」の順です。左の列ほど灰みが強く、右の列ほど鮮やかになります。

12トーンの一覧

色の例(赤・青)記号名前分類イメージ語の例
vビビッド
vivid
純色さえた・鮮やかな・派手な
bブライト
bright
明清色明るい・健康的な・陽気な
sストロング
strong
中間色強い・くどい・動的な
dpディープ
deep
暗清色深い・濃い・伝統的な
ltライト
light
明清色浅い・澄んだ・さわやかな
sfソフト
soft
中間色柔らかな・穏やかな
dダル
dull
中間色鈍い・くすんだ
dkダーク
dark
暗清色暗い・大人っぽい・円熟した
pペール
pale
明清色薄い・軽い・淡い
ltgライトグレイッシュ
light grayish
中間色明るい灰みの・落ち着いた
gグレイッシュ
grayish
中間色灰みの・濁った・地味な
dkgダークグレイッシュ
dark grayish
暗清色暗い灰みの・重い・陰気な
  • ※ イメージ語は代表的な例です。言い回しは公式テキストでも確認してください
  • ※ スマホでは表を横にスクロールできます

覚え方1:記号は英語の意味で覚える

トーンの記号は、英語の頭文字や略語です。英語の意味がそのままイメージ語の手がかりになります。

  • v = vivid(鮮やかな)、b = bright(明るい)、s = strong(強い)、dp = deep(深い)
  • lt = light(浅い・明るく軽い)、sf = soft(柔らかい)、d = dull(鈍い)、dk = dark(暗い)
  • p = pale(薄い)、g = grayish(灰みの)。ltg と dkg は、grayish に light(明るい)・dark(暗い)がついたもの

「ライトグレイッシュ = 明るい灰みの」「ダークグレイッシュ = 暗い灰みの」のように、名前を日本語に直すだけでイメージの中心がつかめます。

覚え方2:白・黒・灰色のどれを混ぜたかで分ける

トーンは、最も鮮やかな色(純色)に何を混ぜたかで、4つのグループに分けられます。

純色

何も混ぜない、最も鮮やかな色。
v

明清色(白を混ぜる)

明るく澄んだ色。
b・lt・p

暗清色(黒を混ぜる)

暗く澄んだ色。
dp・dk・dkg

中間色・濁色(灰色を混ぜる)

灰みを帯びた、くすんだ色。
s・sf・d・ltg・g

トーン図で見ると、明清色は右上から左上へのライン、暗清色は右下から左下へのライン、中間色はその間にあたります。「dkg は名前に grayish が入っているのに暗清色」という点は間違えやすいので、図の位置と合わせて覚えておきましょう。

覚え方3:色記号の読み方に慣れる

PCCSでは、トーン記号と色相番号を組み合わせて、「v2」「lt8」「dk18」のように色を表します。v2なら「vトーンの色相2(赤)」、lt8なら「ltトーンの色相8(黄)」です。

色相番号は、まず次の4つを押さえると全体の位置がつかめます。

  • 2:赤(R)
  • 8:黄(Y)
  • 12:緑(G)
  • 18:青(B)

v トーンは24色相すべてにありますが、それ以外のトーンは偶数番号の12色相で構成されます。

無彩色の5段階

白・灰・黒の無彩色は、明るい順に5段階で表します。

Wホワイト
ltGyライトグレイ
mGyミディアムグレイ
dkGyダークグレイ
Bkブラック

トーンを使った配色

トーンは配色の問題でも使います。トーン図上の位置関係で、配色の種類が決まります。

同一トーン配色

同じトーンの中で色相を変える配色。トーンがそろうので、まとまりやすい。

類似トーン配色

トーン図で隣り合うトーンを組み合わせる配色。斜めに隣り合うトーンも類似トーンとして扱う。

対照トーン配色

トーン図で離れたトーンを組み合わせる配色。明度や彩度の差がはっきりして、メリハリが出る。

試験に向けた練習のしかた

  • トーン図を白紙に書けるようにする:4つの列と上下の順番を、記号だけで書き出してみる
  • 名前 → 記号 → 分類を口に出す:「ダル、d、中間色」のように3点セットで唱える
  • 身の回りの色をトーンで言ってみる:服や看板の色を「これは sf かな、d かな」と考える
  • 色を見て答える問題で確かめる:試験では色見本を見て答える問題も出るので、記号の暗記だけでなく、実際の色で見分ける練習をする

筆者が開発したアプリ「見て触れて覚える 色彩検定3級対策」(筆者開発)では、トーン図と色相環をタップして記号や色相番号を確かめたり、色を見てトーンを答えるトレーニングをしたりできます。トーン図と色相環は無料で使えます。

まとめ

  • トーンは明度と彩度を合わせた「色の調子」。有彩色は12種類、無彩色は5段階
  • トーン図は彩度の4つの列で覚える:p・ltg・g・dkg / lt・sf・d・dk / b・s・dp / v
  • 何を混ぜたかで分類:純色 v、明清色 b・lt・p、暗清色 dp・dk・dkg、中間色 s・sf・d・ltg・g
  • 記号は英語の意味で覚えると、イメージ語にもつながる

図と色見本は画面表示用の近似色です。印刷物の色票とは見え方が異なる場合があります。「色彩検定」は一般社団法人色彩検定協会の登録商標です。

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