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プロジェクターとかスピーカー、レコーダー、照明など家電買うたびにどんどんリモコンの数が増えていき、良くリモコンを紛失するのは僕だけでしょうか。
結構あるあるだと思っていて、見つけたと思ったら違うリモコンだったり。。
寝る前に照明やオーディオを消すためにわざわざ布団から出たり。
こういったちょっと面倒な一手間を解消してくれるのがスマートリモコン(※)です。
※スマートリモコンとは
テレビやエアコンなど家電のリモコンから発せられる赤外線を記録し、スマートフォンのアプリやGoogle HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーから家電の操作を可能とする製品です。
つまり、一度登録してしまえば、スマートフォン一台あれば家中の家電が操作可能となります。
また、スマートリモコンの機種にもよりますが、「タイマー機能」が付いていたり「Amazon Echoとの連携」や「Google Homeとの連携」も可能となっています。
最近流行りとなっている「IoT」や「スマートホーム」を先駆けて実現している製品です。
Nature Remo(ネイチャーリモ)とは

Nature株式会社が製造・販売を行なっているスマートリモコンになります。
Nature Remo(ネイチャーリモ)は、お使いの家電をインターネットに繋げることで、手軽にスマートホームを実現するスマートリモコンです。例えば、外出先からスマートフォンでエアコンを操作したり、Google Home(グーグルホーム)やAmazon Echo(アマゾンエコー)から音声でテレビや照明を操作することができます。
クラウドファンディングで大成功した人気プロジェクトの製品
ネイチャーリモはもともとMakuakeというクラウドファンディングからスタートしたプロジェクトですが、今では公式サイトやAmazonなどで購入が可能となっています。
クラウドファンディングとしてプロジェクトが立ち上げられた時は調達目標額の600%を達成するほど人気のプロジェクトでした。

下の動画は公式から出されている動画になります。
※エアコンのための製品として演出されていますが、実際にはテレビやオーディオなどリモコンで操作を行う製品であれば同様に操作は可能です。
シンプルで低価格なNature Remo mini(ネイチャーリモ ミニ)も発売開始

発売当時は製品のラインナップが「Nature Remo(ネイチャーリモ)」一つのみでしたが、現在は機能面をよりシンプルにして価格を抑えたモデル「Nature Remo mini(ネイチャーリモ ミニ)という製品も発売されています。
下に記載していますが、ネイチャーリモ自体は各種センサーを内臓した高機能なスマートリモコンとなっています。
それと比べてネイチャーリモミニは搭載されているセンサーが温度センサーのみとなっています。
その分小型化や低価格化が可能となっています。
価格さは約4,000円ほどです。
Nature Remo(ネイチャーリモ)の特徴
スマートリモコンは各社から販売されていますが、Nature Remoはその中でも高機能かつ多機能な製品となっています。
スマホや声で家電が操作可能

スマートリモコンの一番の特徴はこれです。
ネイチャーリモは専用のアプリで家電の状況が一目で分かります。
そこからそのまま家電の操作も行えます。
家に帰る前にエアコンを入れておいたり、照明の消し忘れなども外出先から確認が可能です。
以下のNature Remo miniの公式動画など見ると実際に使用するイメージが湧きやすいかと思います。
多種多様なセンサーを搭載
「温度センサー」や「湿度センサー」だけでなく、「モーションセンサー」「照度センサー」「ノイズセンサー」など様々なセンサーに対応しています。このセンサーの数は他のスマートリモコンより圧倒的に多いです。

これらのセンサーは「ルール」と呼ばれる家電の自動操作に使用できます。
例えば、「暗くなったら照明をつける」「室温が30度を超えたら冷房をつける」「人がいなくなったらテレビをOFFにする」などの設定が可能です。
このルール設定はアップデートで機能が追加されているのですが、ほんと便利です。最初はスマートフォンやGoogle Homeからの操作できることを期待して購入しましたが、思いの外このルール設定が便利でかなり使っています。
各種センサーを利用して自動で家電を操作

ネイチャーリモは「ルール」という機能を利用することで家電を自動で操作できます。
「ルール」というのは、あらかじめ特定の条件と家電の操作を指定しておくと、その条件を満たした際に自動で家電を操作してくれる便利機能になります。
これが超絶便利。
リモコンを一括管理できるだけでなく、ルールを駆使すればスマートリモコン自体の操作も不要になるという優れものです。
現在設定可能なルールは以下の10パターンです。
- エリアに入る
- エリアからでる
- 日時
- 温度がX度以上になったら
- 温度がX度以下になったら
- 湿度がX%より高くなったとき
- 湿度がX%より低くなったとき
- 部屋の明るさ
- 部屋の暗さ
- 人感センサーの反応がない
※製品購入当時は「タイマー操作」と「GPSによる操作」のみに対応しておりましたが、2018年6月のアップデートにより、これだけの操作が行えるようになりました。
搭載されているセンサーではノイズセンサー以外は全て使えるようになってますね。


ルール設定は「トリガー」と「コントロール設定」の組み合わせで作られます。
現状は1ルール1トリガーとなっているようです。複数トリガーの組み合わせができるようになるとさらに便利何ですけどね。
ここは今後のアップデートに期待です。
- 「朝7時になったらエアコンを起動する
- 「家から1km離れたらエアコンの電源を落とす」
- 「室温が28度以上になったらエアコンの冷房をONにする」
- 「湿度が60%を超えたら除湿機の電源を入れる」
- 「部屋が暗くなったら照明をONにする」
ルールを活用することでスマートリモコンによる操作すら不要になるという優れものですね。
実際にルールで設定した条件を満たして家電が操作された場合にはスマートフォンに通知がきます。

各種センサーの活用は今後も期待したいです。
Nature Remo(ネイチャーリモ)の使い方
僕が購入した時はまだAmazonで販売されていなかったので公式サイトで購入し、約1ヶ月半ほどしてから届きました。
今から買う人はAmazonで買えるのですぐ届くと思います。

小さい箱で届きます。

中身は、本体とACアダプタ、設置用の両面テープ、スタートアップガイドです。

iPhone7と比較したサイズ感。とても小さいです。
Nature Remoのセットアップ方法は公式サイトで文章と動画で説明されています。
動画のクオリティがなんというか素人っぽいですが、設定方法はわかりやすいです。
初期設定が完了すればあとはひたすらリモコンを学習させていく作業になります。
と言っても我が家はテレビが無くプロジェクターだけなので、電源のオンオフぐらいで済むのでそこまで時間はかかりませんでした。
とりあえず、よく使う4つのリモコンを簡単に登録しました。


エアコンは最初から各種ボタンが設定されており、他の製品は自分でボタンを追加していく必要があります。

これでスマホから簡単に各種家電の操作が可能になりました。
寝るときも布団に入った状態でスマホから照明やエアコン、オーディオの電源を落とすことが可能です。
特に照明落とすのが個人的にすごい手間だったのでそれだけでも非常に助かっています。
スマートスピーカーとの連携で声で操作可能
Nature Remoはスマートスピーカーとの連携も可能となっています。
Google HomeやAmazon Echoなどと連携させることにより、スマホのアプリさえ不要で声だけで全ての家電の操作が行えます。
実際にうちでも連携させて使用してます。
設定方法は公式がわかりやすくまとめてくれています。
この設定を行うことで以下のように声での操作が可能です。
スマートスピーカー連携
「ねぇ、グーグル、エアコンつけて」でエアコンを起動
「アレクサ、エアコンをつけて」でエアコンを起動
また、エアコン以外のリモコンを操作する際にもGoogle Homeの方が何かと操作性が良いので、Nature Remoと合わせてスマートスピーカーを購入される方にはGoogle Homeをおすすめします。
IoTグッズの活用でリモコン非対応の家電スマートリモコンで操作可能
物理的なスイッチでオンオフを切り替えるような照明器具やこたつなどはそのままだとスマートリモコンでの管理ができませんが、以下のような商品を利用することによって通常のコンセントをリモコンでON/OFF可能にできます。
スマートコンセントやスマートプラグと呼ばれています。
このスマートコンセントのリモコンをNature Remoで記憶させれば、こたつでもなんでもコンセントにさして利用する製品は全てスマホ一台で管理が可能になります。
また、部屋に備えつきの電気など、もともと家に付いているスイッチ式の照明も物理的にスイッチを押してくれるIoT製品を利用することでスマホ一台での管理が可能です。
※スイッチボットはリモコンでは無く専用アプリでの操作になるのでNature Remoでの管理はできません。
物理的にボタンを押すロボットってなんか面白いですよね。IoTって最先端のはずなのにアナログ。。
スイッチボットは実際に購入して試してみました!廊下の照明すら布団に潜ったまま操作できるようになったので快適です。←

あと、もう一つ家の鍵もIoT化が可能です。
スマホから家の施錠状態などが確認できるため、お子さんに鍵を持たせても安心というメリットがあるようです。単純に鍵を無くすという可能性も減らすことができますしね。
IFTTTなどを使用してスマートスピーカーとの連携は可能となっているため、Nature RemoとGoogle Home、上で紹介した各種IoTの制御グッズがあれば家中の家電は声で操作できるようになります。

IFTTTなどのサービスもIoTの活用の幅を広げることができますね。
スマートホーム化が進みますね。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
スマートリモコンを一つ用意するだけで各種家電の操作性が大幅に向上します。
さらに様々なIoTグッズを使うことでリモコンに対応していない製品でもスマホアプリからの操作が可能になります。
ぜひ一度その便利さを試して見てください。
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