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最近は低価格でコスパの良いプロジェクターも続々と出ているので以前より手軽にホームシアターが楽しめるようになってきました。

ホームシアターはプロジャクターはもちろん必須ですが、同じぐらい重要なのがスピーカーシステム。大画面で映像を楽しむならスピーカーも相応のものに変えるだけで臨場感が驚くほど変わります!!
自宅でも映画館並みに環境作って楽しみましょー!!
スピーカーシステムとは
スピーカーシステムってのは単純にスピーカーのセットのことです。2.1chとか5.1chとか聞いたことがあると思いますが、2.1chは合計2つのスピーカーと1つのウーファーで構成されており、5.1chは合計5つのスピーカーと1つのウーファーで構成されています。
この構成の単位を丸っとまとめてスピーカーシステムと読んでいます。
スピーカーを選ぶ際に気になるポイントが2.1chと5.1chってどっちが良いの?ってとこだと思います。
にゃー
takeishi
ホームシアター用スピーカーは5.1chが良いってほんと?

先ほども記載しましたが、スピーカーの分類としてよく言われているのが、2.1chと5.1ch。
この2つはそれぞれ「オーディオ用」と「ホームシアター用」として紹介されていることもあります。ホームシアター用は5.1chです。ではその違いがなんなのか?という話しです。
それぞれの場面を想像してもらえると分かりやすいかもしれません。ホームシアターって当たり前ですが「自宅映画館」なわけです!んで、映画館って映画を観ますよね。
映画ってものにもよりますが、主人公視点で描かれていることが多いです。そのため、より臨場感が出るように主人公の後ろから聞こえる音は後ろから、右から聞こえる音は右からといった具合に映画を観ている人も実際に映画の舞台にいるかのように音が届くようになっています。
つまり、前にも後ろにも右にも左にもスピーカーが設置されてるわけです!!
よく聞く5.1chとかはまさにそれを再現しており、5つのスピーカーで全方位から音を出すように作られています。7.1chとかは更にスピーカーを増やした感じですね。
にゃー
5.1の「.1」の部分はサブウーファーという低音専用のスピーカーです。お腹に響くやつです。ホームシアター用のスピーカーというのは、音に包み込まれるような臨場感が味わえるスピーカーシステムを指します。

対してオーディオ用のスピーカーは2.1chが基本となっています。オーディオってバンドにしてもクラシックにしても基本的には自分の正面で音楽が演奏されます。
映画と違って、後ろとか横から音楽が聞こえてくることがないわけです。それを忠実に再現するために前方左右に2つのスピーカーを設置する2.1chが基本となっています。
ただ、あくまでもスピーカー数というのは音の表現のためであって、最近は技術の発展によって少ない数のスピーカーでも音を響かせることによって音に包まれる臨場感溢れる音を出すことができるスピーカーも多く出されています。
そのため、2.1chなどでもホームシアター用のスピーカーとして発売されています。
2.1ch:前方から音が聞こえる→音楽鑑賞に最適
とはいっても5.1chで音楽聞いても良いし2.1chで映画見るのも全然OK!どこまで拘るかの問題!
ワイヤレススピーカーを選べば設置も簡単、活用の幅も広がる
シアタールームを作り込んでそこで映画を楽しむのであれば、それは映画専用のスピーカーになりますが、多くの人はリビングにプロジェクターとスピーカーをセットしてホームシアターを楽しむと思います。
そこでちょっと気にして欲しいのが、「ホームシアターシステムというのは別に映画専用というわけでなく、普段から使えるものになっている」ということです。
具体的には、「テレビドラマで俳優の声が聞き取りやすくなる」「ゲームの臨場感が上がる」「スマホの音楽を手軽にスピーカーから流せるようになる」などといったメリットがあります。
ホームシアターシステムには有線式のものと無線式(Bluetooth)タイプのものがあります。
映画以外にも使用するのであれば無線式のBluetoothに対応したものを選択すると上記に記載したように活用の幅が広がります。
またBluetooth対応であればプロジェクターとも無線で接続が可能になるので鬱陶しい配線を考える必要も無くなります。
僕はもちろんBluetooth対応のスピーカーを持っていて、普段はPCやスマホを接続して音楽を流しています。
そして映画やドラマなどをプロジェクターで見るときにはプロジェクターをスピーカーに接続して楽しんでいます。
この記事ではBluetooth対応のスピーカーを紹介しているのでこの中であればどれを購入しても活用できること間違いなしです!
ホームシアター用のおすすめスピーカー
それではここからおすすめのホームシアター用スピーカーを紹介していきます
プロジェクターが格安で手に入るようになったように最近はホームシアターシステムもかなり手軽に購入できる価格になってきています。
特に最近はサウンドバータイプが主流になってきています。
サウンドバーというのはテレビの前(自分の正面)に設置するバー状のスピーカーとなっており、サウンドバー一本で5.1chなどの表現が可能となっています。
(正確にはサブウーファーは別途あり)
安いものだと5,000円からあり、50,000円も出せば十分満足するであろうスピーカーが購入可能です。
予算に応じたものを選んでいただければと思います。
それでは値段別に紹介していきます。
10,000円以下のスピーカー
このクラスはとりあえずホームシアター感を出したいといった方にお勧めです。
格安のプロジェクターと組み合わせればプロジェクターとスピーカー合わせて2万円でのホームシアター構築も可能ですね!!
TaoTronics TT-SK027 サウンドバー
7Wのスピーカーがフルレンジと中低音でそれぞれ2個ずつ搭載されています。
一つ一つのスピーカー自体はそこまでですが4つを組み合わせることによって音に臨場感を出しています。ただ、低音域のサブウーファーがないので、重低音は弱そうです。
接続方式はBluetooth 5.0に対応しているのでスマホからもプロジェクターからも手軽に接続が可能です。
AUXにも対応しているため、Bluetoothに対応していないプロジェクターからも簡単に接続が可能となっています。
BOMAKER サウンドバー
ギリギリ1万円以内のサウンドバーですが、BOMAKERのサウンドバーは20Wのスピーカーが4つで合計80Wの大出力となっています。
接続方式も豊富で光デジタルやHDMI、Bluetooth、AUXなどテレビやプロジェクターなどほぼ全ての家電と接続が可能です。
テレビ用のスピーカーとして活用する場合は光デジタルまたはHDMIで接続することでテレビの電源ON/OFFにあわせてBOMAKERのサウンドバーの電源も自動で切り替わります。
デザインもシンプルでこれを選んでおけばまず間違いないといった商品になります。
またBOMAKERからは1万円以下で複数のサウンドバーが販売されています。
他の今回紹介した製品より安いものもあるため、予算が決まっている方は価格から選ぶのも良さそうです。
GooDee サウンドバー
格安プロジェクターも販売しているGooDeeのサウンドバーです。
5Wのスピーカーが4つついており合計20Wの出力になります。
BluetoothやAUXでの接続に対応しておりわずか6,000円で購入が可能です。
デザインもシンプルなため、とりあえずのサウンドバーとしては良さそうです。
10,001〜20,000円
この価格帯だとほぼ全ての製品でBluetoothとHDMIに対応しており、プロジェクター以外との接続も簡単になっています。
出力も100Wを超える製品も出てきており、迫力のあるサウンドが味わえそうです。
JBL Bar Studio 2.0ch
オーディオ用のスピーカーとして有名なメーカーJBLのサウンドバーです。
オーディオ好きな方には熱狂的なファンがいるほどのメーカーになるので期待ができる製品です。
Bluetoothでの接続はもちろんのこと、光デジタル、HDMIにも対応しているため、テレビやブルーレイプレーヤー、スマホ、プロジェクターなど何とでも接続が簡単にできます。
また、サイズが他のサウンドバーと比べると一回り小さいのも特徴になりそうです。
重量もたったの1.4kgとなっています。 そのため、壁掛けにも最適です。
YAMAHA サウンドバー YAS-108
サウンドバーで立体的な音響を再現するのに長けたYAMAHAのサウンドバーのエントリーモデルがこちらの商品になります。
(以前まで2万円超えていましたが、いつの間にか1万円台になっていました)
YAMAHAの定番モデルで前作のYAS-107からずっと人気のある商品です。
ヤマハの技術を活かしたバーチャル3Dサラウンド「DTS Virtual:X」が搭載されており、最大出力120Wの迫力を活かして音に包み込まれる感覚を味わうことができます。
またサブウーファーを追加することもできるため、より低音を響かせたシアター向きのサウンドにすることも可能です。
4K対応のHDMI端子も付いており、4K映像の音声に関してもクリアに出力することが可能です。もちろん通常のHDMIやAUX、光デジタル、Bluetoothにも対応しているため、プロジェクターやスマホからの接続も容易に行えます。
SONY サウンドバー HT-S200F
2万円あればSONYのサウンドバーも候補に入ります。
出力はフロントスピーカーが25Wx2とサブウーファーが30Wの合計80Wになります。
SONYも独自の「S-Force PRO」というサラウンド技術を駆使して、前後左右から音響に包まれる体験ができます。
接続規格はBluetooth、HDMI(ARC対応)、光デジタルに対応しています。
SONYが好きな方にはおすすめのサウンドバーになります。
パナソニック 2.1ch シアターバー HTB250-K
パナソニックのシアターバーです。
シアターバーという名称になっていますが基本的に呼び方の違いだけになります。
シアターバーと名付けるだけあって独立したサブウーファーがついた本格的なモデルになります。
サブウーファー自体も電源が必要なのでコンセントは2つ必要になりますが、シアターバーとサブウーファー間は無線接続なので余計なコードは増えません。
出力も最大120Wとなっており、パワフルなサウンドが期待できます。
サイズ感は43インチのテレビと同等の横幅となっております。
Bluetooth、HDMI、光デジタルに対応しているため、接続も簡単です。
テレビと接続した場合、テレビに連動して電源のオンオフが自動で行われるなど細かいところも考慮されており、低価格帯にしてコスパの良い製品です。
20,001〜30,000円
有名メーカーの技術がどんどんと使われてくるのがこの価格帯ですね。
音の広がりを意識した製品だったり、セパレートタイプだったり。
ある意味安心して購入できる製品が出てきます。
DENON DHT-S216
DENONはアンプやスピーカーなどの製造販売を行なっている日本企業のブランドになります。
音響の世界では有名どころで僕自身DENONのスピーカーを使用しています。
YAMAHAと同様に「DTS Virtual:X」に対しており、サウンドバーながら包み込まれる音響を体験できます。
人の声を聞き取りやすくする「ダイアログエンハンサー」機能や低音を綺麗に響かせるためにサブウーファーが2基組み込まれているなど音へのこだわりが感じられます。
Bluetooth、光デジタル、HDMIの入力に対応し、別途サブウーファーを追加することも可能です。
ワイヤレス接続可能なサブウーファーがセットになったモデルも販売されています。
低音に厚みのある迫力ある音声を楽しみたいのであれば以下の商品もオススメです。
SONY HT-S350
先ほど紹介したHT-S200Fよりも低音を楽しみたい方にオススメしたいのがこの製品です。
独立したワイヤレス接続のサブウーファーがセットになっているため、重低音の効いた迫力ある音響を楽しむことができます。
合計出力は230WでSONY独自の「S-Force PROフロントサラウンド」に対応しているため、サウンドバーだけで包み込まれる音響が体験できます。
30,001〜50,000円
サウンドバーの激戦区がこちらの価格帯。
この価格帯はどれも大手のサウンドメーカーが出揃っていてどれを買っても満足できるものが多いです。
好みのメーカーやブランドがあればそれを選ぶのもまた一つです。
Bose solo 5 TV sound system
低音に定評のあるBoseのサウンドバーです。5.1chに対応しており、Bluetoothでの再生も可能です。Bose製品なので低音が良く、クリアな音声が味わえます。
また、特徴的なのがこのサイズ感。めちゃめちゃ小さくて軽いです。なので置き場所にも困らないし、壁掛け用としても使用することが可能ですね。
小さい本体にBoseの技術が詰まったお勧めの製品です。
JBL BAR 3.1
上記であげたJBLの上位モデルです。最大出力450Wで映画館やコンサートホールでも使われているJBLのサラウンド技術が盛り込まれており、高音質かつパワフルで臨場感のある音楽が味わえます。
特徴的なのがサウンドバーにフロントスピーカーだけでなくセンタースピーカーも組み込まれており、3.1chを実現していることです。
センタースピーカーがあることによって人の声が聞き取りやすくなるなど映画やドラマなどを見る際の臨場感が大きく変わります。
サウンドバータイプのため、設置もしやすく、Bluetoothでの接続にも対応しているため、スマホからもプロジェクターからも接続は簡単です。
また、ワイヤレス接続のサブウーファーもついているため、迫力のある低音を楽しむことができます。
これ買っておけば、まず間違いないホームシアターシステムです。
50,000円以上
スピーカーシステムは上を見ればキリがありませんが、数十年単位で使うものと考えるとこのクラス帯の製品が欲しくなるかもしれません。もちろんホームシアターを楽しむ部屋の広さなどの環境にもよりますが、満足度の高い製品が多く出てくるでしょう。
SONY ホームシアターシステム HT-RT5
サウンドバー+リアスピーカー+サブウーファーのワイヤレスサウンドシステムです。
前方に設置するサウンドバーだけでなく、リアスピーカーも後方に設置することで合計450Wの迫力あるサウンドが楽しめます。臨場感も半端ないです。
自動音場補正機能が付いており、家具の配置などを感知してその場に最適な音のコントロールをしてくれます。また、サブウーファーも付いているため、映画館並みの音に包まれた感覚を再現できるかと思います。
お値段は多少張りますが、十分その価値を体験できるかと思います。
Bose SoundTouch 300 soundbar
BOSEの上位モデルです。本製品はウーファーとリアスピーカーがそれぞれ別で販売されているモデルの中でのフロント用のサウンドバーになります。
部屋の構造に合わせて自動で音が最適化されます。また音をビーム上に飛ばして反射させることで臨場感溢れる音楽体験が可能となっています。
資金に余裕がある方はウーファーとリアスピーカーも合わせて購入すれば非日常的な音楽体験が可能になるでしょう。
ケーブルなどの付属品もお買い忘れなく!
Bluetoothで接続する方は問題ありませんが、HDMIや光デジタルを利用する方はケーブルもお買い忘れなく!!
まとめ
スピーカーはそれぞれのメーカーの音の癖があるので一概にどれが良いとは言えません。よほど音にこだわりがある人でなければ自分の予算にあった見た目の良い製品を選ぶと良いです。
また、最近のホームシアターシステムの主流がサウンドバーになっているため、サウンドバーの紹介が多かったですが、AVアンプ買って、センタースピーカー、サイドスピーカー、リアスピーカー、サブウーファー全部を別々に買って繋げることももちろん可能です。オーディオ自体が趣味な人はそうやって自分好みの音を見つけると良いでしょう。
以上、素晴らしいホームシアター生活を楽しんでください。
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