この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。
現在クラウドファンディングのMakuakeで10月16日まで公開されているコードレスサイクロン掃除機Shunzao Z11
Proをレビューします。
クラウドファンディング開始4日目にして既に目標の800%に達していて人気の高さが伺えます。

我が家では基本的な掃除をRoomba、スポットの掃除をダイソンのハンディークリーナで行っています。
それらの掃除機と比較してShunzaoがどのような性能を発揮してくれるかを記載していきます。
髪の毛の自動切断を前面に押し出しているのでその点についても触れていきます。
※本記事は、MadSpace Japanさんからの商品貸与を受けてのレビュー記事となります。
Shunzao Z11 Proの特徴
今回紹介するShunzao Z11
Proは26,000Paの高い吸引力に加えてブラシに絡まる髪の毛の自動切断が特徴になっています。
また、バッテリー残量や吸引力、詰まり状況がディスプレイで確認可能などダイソンの最上位機種に近い機能を供えつつ価格は半分程度という非常にコスパの良い製品です。
Shunzao Z11 Proの特徴を記載していきます。
- ブラシに髪の毛が巻きつかない独自ヘッド
- ダニ吸引率99.9%|最大125,000回高速回転モーター
- バッテリー残量表示のLCDディスプレイ
- ワンタッチのゴミ捨て|ダストカップを取り外しての掃除も可能
- 5層のHEPAフィルターで空気清浄機並みに綺麗な空気の排出
ブラシに髪の毛が巻きつかない独自ヘッド




ローラーヘッド式の掃除機の場合短い髪の毛であればそのまま吸引されるのですが、長い髪の毛だと掃除機のブラシ自体に髪の毛が絡みつくことが多々発生します。
最終的に手動で髪の毛を引っ張ったりハサミで絡まった毛を切ってようやくブラシを綺麗にすることができます。
我が家のダイソンのハンディークリーナーだとこんな感じに髪の毛が絡まる。(正直これはまだまだ絡まっていない状態、、最終的に黒い軸が見えなくなりローラーヘッド自体が回転しなくなる)




Shunzao Z11
Proはローラーヘッドの一部に髪の毛を切断するようの刃がついておりローラーに巻きついた髪の毛を自動で切断してくれます。




また、切断部分以外は厚みがあって柔らかいのでこれによってフローリングを傷付けることなどもないです。
薄いグレーの部分が柔らかい毛で濃いグレーが少し硬い毛になっています。




この独自構造でしっかりとごみを吸い取りつつ髪の毛は短く切断して吸引ということが可能になっています。
これだけで掃除機の手入れが減るのでありがたいです。
ダニ吸引率99.9%|最大毎分125,000回高速回転モーター
掃除機のベースでもある吸引力ですが、こちらはダイソンのV11モデルと同様の最大毎分125,000回の高速回転モーターが搭載されています。
Shunzao Z11 Proでは吸引力の調整が3段階で可能となっています。




うちはフローリングの床がメインになるので基本的には一番弱い吸引力でも十分ゴミを吸ってくれます。
絨毯だったりを引いている場合は吸引力をあげた方が効率よくゴミを吸い取ってくれます。
公式の情報では吸引力をレベル1〜3で表現しておりそれぞれ以下の用途と記載されています。
・レベル1:普段の床掃除や、うっかり吸い込んでしまいがちな浴室やキッチンのマットなど
・レベル2:毛足の短い絨毯など ・レベル3:毛足の長い絨毯など
マットレスの掃除や余程ゴミが溜まっているところにのみ吸引力を上げて使うのが良さそうです。
バッテリー残量表示のLCDディスプレイ




本体後ろ側にはLCDディスプレイがついており吸引している間(トリガーを引いている間)はここに以下の情報が表示されます。
- バッテリー残量
- 吸引力
- 詰まり有無
このうちバッテリー残量と吸引力は常に表示されますが、詰まり表示に関しては実際に詰まりが発生している時にのみ表示されます。
まだ使用して間も無いので詰まり表示までは確認できていませんが、バッテリー残量が表示されるだけでも充電しないといけないかなどがわかるため非常に助かります。
ダイソンのハンディークリーナーだとバッテリー残量が表示されず急に電源落ちたりするのでちょっと不便なんですよね。(日々充電をしろという話しでもあるかもですが。)
ワンタッチのゴミ捨て|ダストカップを取り外しての掃除も可能




本体後ろ側についているゴミ箱マークのボタンを押すとダストボックス内のゴミを捨てることができます。




ボタンを押すと画像のようにダストボックスが持ち上がって蓋が開きます。
このままゴミ箱の中にゴミを捨てることが可能です。




また、ワンタップと言っても実際にはゴミがそのままでは落ちずに残ってしまうことは実際発生してしまいます。
その際にはダストカップが非常に簡単に取り外しが可能となっています
ダストボタンを押した後にダストボックスを回してロックを解除することで取り外しが可能です。




また、中のフィルター部分も取り外しが可能かつ水洗いもできるため手入れしながら長く使うことが可能になっています。




5層のHEPAフィルターで空気清浄機並みに綺麗な空気の排出




HEPAフィルターというのは空気清浄機にも使われるようなフィルターの種類で微細の粒子のみを通すほど細かいフィルターになっています。
空気清浄機の場合は定期的にフィルターの交換が必要となりますが、掃除機の場合は空気清浄機ほど24時間付けっぱなしにするものでも無いので交換の頻度もそこまで高くなくても問題なさそうです。
Shunzao Z11 Proの基本スペックと他社メーカーの比較
Shunzao Z11 Proのスペックに関しては小出ししていましたが、それ以外のスペックに関しても記載します。
製品名称 | shunzao Z11 Pro コードレス掃除機 |
型番 | Z11 Pro |
メインノズル | 特許取得の毛髪絡まり防止機能付き |
付属品数量 | 毛髪切断クリーナーヘッド+7個 |
本体重量 | 1.7kg |
本体サイズ | 364.5×100×245mm |
入力電圧 | 25.5V |
毎分回転数 | 125,000RPM |
吸引仕事率 | 150AW |
稼働時間 | 最大60分 |
吸引力 | 26,000Pa |
電池 | 2,500mAh |
充電時間 | 2〜3時間 |
ダストカップ容量 | 0.5L |
充電方法 | DC電源充電 |
フィルター | 5層構造 |
稼働音 | 72dB |
製造国 | 中国 |
Shunzao Z11 Proの外観や付属品等
まずパッケージは白いシンプルなパッケージです。
ホワイトとブラックの2色展開なのでブラックの場合はパッケージもブラックかもしれません。




パッケージを開けるとしっかりと梱包された状態の商品が出てきます。




本体はサイクロン式掃除機の良くある形をしています。




トリガーを引いている間だけ吸引されます。良く本体が重すぎたりトリガーが硬すぎるみたいな話も聞きますがShunzaoのトリガーは比較的軽めになっています。
台座の下部にバッテリーの取り付け口があります。
バッテリーは取り外しが可能なため予備のバッテリーを購入しておけば長時間の掃除も可能です。




バッテリーの接続も簡単でスライドしてはめるだけです。




充電自体は前面についており、充電時は以下のように接続されます。




ノズルは全部で4種類同梱されています。
- 電動毛髪切断クリーナーヘッド
- 電動ダニ吸引クリーナーヘッド
- ブラシノズル
- 隙間ノズル




普段の掃除では電動毛髪切断クリーナーヘッドをしようし、ベッドやソファーなどに対しては電動ダニ吸引クリーナーヘッド、細かいところにはブラシノズルや隙間ノズルを使うと効率よく掃除が行えます。




それ以外には延長用のパイプと電源アダプター、壁に固定可能な充電ドッグが同梱されています。












ハンディでもスティックタイプでも使えて充電ドッグまであるのは非常に便利。
(我が家は賃貸なので壁に穴を開けて取り付ける充電ドッグは活用しきれていませんが…)
他社メーカーとの比較
また、他社メーカーとの比較では数値的には公式からは以下のような表が出されています。
実際に数値的にはダイソン社をターゲットにしてそこを上回るような製品開発をしたのかなという印象です。
尚且つ販売価格を下げることで高コスパの製品としての位置付けとなります。




ちなみに僕が保持しているダイソンV6ハンディークリーナと外観に関して比較したものがあるので載せておきます。
まず横から見るとダイソンV6の方がコンパクトになっています。
横幅も高さもShunzaoの方がひとまわり大きいです。




背面から見たものを比較しても同様にShunzaoの方がひとまわり大きいです。




続いて上から、こちらは言わずもがな。




実際に使ってみて
実際に数週間使ってみて使い勝手の良さと吸引力は褒めるところしか無いです。
モーターヘッドかつ柔軟に曲がるヘッドが快適
モーターヘッドは吸引時にヘッド部分のローラが回る仕組みでこのおかげである程度の吸引力がある状態でも軽い力で進んでいきます。
かつヘッド部分が曲がりやすいようになっているため、意外と小回りが効きます。
最初はこのヘッドが動いてしまうことが違和感でしたが、慣れるとかなり自在に掃除機を動かすことができます。




吸引力をあげるとバッテリーの消費が激しい
最大60分間の稼働となっていましたが、実際に吸引力をレベル1の状態だと結構持ちます。
ある程度部屋数がある家でも掃除自体は楽々終わりそうです。
ただ、吸引のレベルを3に上げた場合、数分間の使用で15%近く一気に充電が消費されていたので吸引レベルをあげる場合にはその点を意識しておく必要があると感じました。
自分が吸引レベル上げたのがマットレスの掃除だったのでそこまで掃除にも時間が掛からず問題ありませんでしたが、家全体をレベル3とかで掃除しきるのは厳しそうです。
Shunzaoとは




まず最初にShunzao Z11
Proの特徴に関して紹介して機能面でかなり優れた掃除機であることがわかったかと思いますが、そもそもShunzaoって何それという人が多い(自分もそうでした)と思うので生産者についても記載しておきます。
Shunzaoの公式で公開されている経歴を記載しておきます。
– 2018年、「shunzao」ブランドを立ち上げ。ユーザーのニーズを満たす高品質掃除用品の開発をスタート。
– 2019年7月、北京順造科技有限公司を創立。 –
2019年9月、第一弾のZ1が「小米有品(シャオミ・クラウドファンディング)」にてプロジェクト開始。累計25,000台もの支持を獲得。
– 2019年12月、前作のZ11が小米有品にて16,667台の支持を獲得。 –
2020年4月、Z11シリーズが中国最大のEコマースプラットフォームにて一般販売開始。同月24日だけで5,126台の販売実績を記録。
2018年の立ち上げなので比較的新しいブランドになります。
世に広まったのが2019年9月のシャオミ・クラウドファンディングです。
シャオミは中国のメーカーで日本での知名度はそこまで無いですが、iPhone並の性能のスマートフォンを販売していたり、そのほかにもテレビやスピーカーなどの家電も製造販売しているメーカーになります。
そのシャオミが手掛けているクラウドファンディングで成功を納めて今回日本への上陸となっています。
経歴にも記載されているように既に中国では販売開始しており人気の商品となっています。
まとめ
現在Makuakeでクラウドファンディングが公開されているShunzao Z11 Proのレビューでした。
ダイソンと同等以上のスペックでかつ価格は抑えめ、デザインも2020年にドイツのレッド・ドット・デザイン賞を受賞するなどコードレスサイクロン掃除機の中ではかなりコスパの良い製品であると言えそうです。