この記事を読むのに必要な時間は約 13 分です。
梅雨真っ只中でジメジメした日が続いてますね。。。
みなさんカメラの保管とかどうしてますか?
僕はついに!防湿庫買っちゃいました!!!
ミラーレス2台にレンズ4つほど持っていたので、そろそろ保管する場所が欲しいなと思い立っての購入です。
撮影機材を長持ちさせるには湿度管理が重要ということで、今回は思い切って防湿庫デビューしました!!
カメラのレンズはカビが発生しやすく、レンズ一つ一つが安いものでも無いので早めの対策が重要になります。
カメラ機材保管時は湿度管理が重要
カメラやレンズは精密機器のため、保管方法が重要となります。
その中でも意識しておかないといけないのが「湿度管理」です。
湿度が高いとレンズにカビが生える可能性が
カビが発生する条件は一般的に以下のように言われています。
- 温度:20〜30度で発生しやすい
- 湿度:多くのカビは80%以上の場合に発生しやすい
- 養分:カビの食料となるもの
- 酸素:カビの成長に必要
なのでこれらの条件を可能な限り満たさないことがカビ対策には重要です!
梅雨の時期はカビが生える条件(温度・湿度)が整う

先ほど、カビの発生する条件として、温度・湿度・養分・酸素を挙げましたが、梅雨の時期って見事にこれが全て揃いやすいんですよね。。
まず、養分と酸素は普通に機材を保管している状況では正直一年中揃っています。
養分となるものは具体的には皮脂やホコリなどになります。
またレンズのコーティング材もカビにとっては養分となるため、この条件は避けることができません。。。
また、梅雨の時期は湿度が余裕で90%超えてきたりします。。。
天気予報によるとここ2,3日は一日を通して湿度が最低でも60%以上、最高で94%となっています。
室内の場合、除湿機とか使用していない限りはさらに湿度が上がります。
そうなると室内の湿度は常時70%は超えてると思った方が良いです。
温度に関してもエアコンガンガンかけたりしない限りだいたい20〜30度ぐらいになってしまいます。
つまり梅雨の時期はカビが生えやすい!
レンズにカビが生えるとどうなるのか?
単純な影響としては写りが悪くなります。
レンズの一部が曇ったり、フレアが発生したり。。
カビ取りの修理なども業者に頼むと結構なお値段(数万単位)するらしいので、できるのであれば事前に対策をしてカビが生えないようにしたいところ。
防湿庫でカメラを保管してカビ対策
カビが生える4つの条件のうち養分はレンズのコーティングを考えると不可避。
そのため、酸素か温度か湿度を調整する必要がありますが、家庭で無酸素状態(真空状態)を作るのはほぼ無理です。
なので、温度か湿度での調整になりますが、その内調整しやすく効果が高いのが湿度になります。
そのため、カメラやレンズの保管には湿度管理が重要と言われています。
カメラやレンズの保管には湿度は高すぎても低すぎてもダメで湿度40〜50%前後が良いと言われています。
湿度が低すぎても今度はひび割れや劣化などの原因になるようです。
ここで防湿庫の出番になります。
正直ここ2年間ぐらい湿度とか全く意識したことありませんでしたが、新しいカメラ買ったり、新しいレンズ買う機会が増えたので保管もしっかりしないとと思うようになりました。

防湿庫にも大きく分けて2つあります。
- タッパーと乾燥剤の簡易防湿庫
- 電子防湿保管庫
1.タッパーと乾燥剤の簡易防湿庫
タッパーに乾燥剤入れて保管するタイプは何と言っても初期費用が安くお手軽です。
こんな感じのやつですね。
しっかり蓋が閉まるドライボックスに、乾燥剤を入れて保管する方式です。
まず、製品自体安いのでとっつきやすいです。
ただ、乾燥剤を2週間に一回とか自分で入れ替えて上げる必要があります。
また、湿度を調整するために入れる乾燥剤の量なども考える必要があります。
なのでちょっとめんどくさがりな人からするとそこは大きなデメリットになります。
2.電子防湿保管庫
めんどくさがり屋さんだけでなくもはや全てのカメラ機材保持者にオススメなのがこちら。
電子防湿保管庫は自動で湿度調整をしてくれる保管庫になります。
こんなやつですね。
コンセントを指しておくだけなのでなんと言っても楽です。
湿度は設定した値に勝手に調整してくれるので乾燥剤を入れ替える必要もありませんし、インテリアとしてもおしゃれです。
その分価格はタッパー式よりは高くはなりますが、その価格差を超えて機能面では断然電子防湿庫がおすすめになります。
Re:CLEANの防湿庫はコスパ最強
私が購入したのはRE:CLEANという商品です。
HAKUBAなど大手メーカーの製品ではありませんが、機能面ではほぼほぼ差はありません。
にもかかわらず価格面がかなり安いのでこちらの製品を購入しています。
購入時にいくつかレビューも確認しましたが高評価が多い様です。
実際に使ってみるとちゃんと湿度管理もできているようです。
RE:CLEANの電子防湿庫は容量で4タイプに別れています。
(右2つは除湿剤で除湿するタイプ)

それぞれ製品名に含まれているのが容量で小さいものから21L、30L、50L、80Lと多くの人が自分にあった容量の製品を使えるようになっています。
僕が購入したのは30Lのモデルです。
僕が現在持っているのは、以下のように本体4つとレンズ6つですが、30Lのサイズで余裕で入ります。
- ミラーレス2台(NEX5 / α6500)
- フィルムカメラ2台
- レンズ6つ(SEL50F18 / SEL24F18Z / SELP10108G / VCL-EF2 / オールドレンズ×2)
ミラーレスでなく、一眼レフとかだと少し余裕がなくなりそうですが、結構入ります。
容量は4段階で発売されているので手持ちの機材に合わせて選ぶと良さそうです。
簡単にまとめると、以下のような感じですかね。
- 値段が安い
- 乾燥剤の入れ替えなど定期的なメンテナンスが必要
- 湿度の調整も自分で行う必要がある
- ランニングコストが発生する
- 値段が高い
- 湿度を自動で調整してくれる
- 見た目がお洒落
RE:CLEANを使用して気になったとこ
RE:CLEAN使用時に少し気になったポイントもあるため挙げておきます。
- 湿度調整がダイヤルで感覚での調整
- 湿度計がボタン電池
- 緑のランプが常に点灯
湿度調整がダイヤルで感覚での調整
最初の設定時に適当にダイヤルを回してセットしてしばらくしてから意図した湿度になっているかの確認が必要になります。
ここが電子式ではなくアナログなのは少し残念ですが、その分安くなっていると考えるとこの価格帯だとこれは妥当な機能なのかなと思います。
特に湿度調整は頻繁に行うものでもなく最初にあわせたら基本は触らないので。
湿度計がボタン電池
湿度計も本体から電源を取っているのかと思いきや完全に独立していて、電源はボタン電池になります。
そのため、2年に一度ぐらいの頻度ですがボタン電池を交換する必要があります。と言っても頻度が頻度なのでここもそんなに気にする必要はなさそう。
緑のランプが常に点灯
電源を入れるとずっと緑の光が点灯している点は少し気になります。
置き場所によっては全く気になりませんが、夜になって真っ暗にすると目立つといえば目立ちます。
そこまで強い光でもなく、覆ってしまえば済む話しなのでそこまで気にはしていませんが。
と3つほど気になった点を挙げました。
ただこれらの気になるポイントを踏まえてもRE:CLEAN自体はかなりコスパの良い製品と言って良さそうです。
日頃の養分対策|ブロアーやレンズペンで余計な養分を無くす
今回は電子防湿庫の紹介だったため、主に湿度に関しての話しをしましたが、日常的に付着している養分自体も避けることができないと言っても減らすことは対策に繋がります。
そのため使用後の保管時には皮脂やホコリなどが残らないように綺麗な状態で保管しましょう。
※掃除にはブロアとかクリーニングクロスとか(僕は最近ブロア買いました)
このHAKUBAのレンズペンはめちゃくちゃ良いです。
レンズが汚れていてもさっとブラシでホコリを落として専用のペン先でレンズを拭くとめちゃめちゃ綺麗になります。
まとめ
電子防湿保管庫と聞くと値段が高いイメージがありますが、海外のメーカーだと今回紹介したように安い製品もちらほらと見つかります。
有名メーカーさんだとやっぱり高いですからね。。。小さいサイズで3万とか。。初心者にはなかなか手が出せない価格です。
安いからと言って全然使えない訳ではなく、もう1年以上使用していますが、今でもちゃんと湿度を40%前後でキープしてくれてます。
ドライボックス自体、機能が湿度の調整だけなのでそこまで効果に差はないのではないかとも思っています。
有名メーカーさんのが作りがしっかりしているとかはもちろんあるんでしょうけど、初心者的には全然わかんないですけどね!
普通に安いやつでも見た目もお洒落だし、使い始めてから湿度40%をきっちりキープしてくれているので十分満足しています!
なので、カメラをこれから本格的にやっていきたいからとりあえず防湿庫買うか!という僕と同じような考えの人は安いやつで問題ないと思います!
ガチ仕事でめっちゃ高い機材使ってるんです!いう人は見合った値段の商品を使えば良いかと!正直その辺はもうプライドというかこだわりというか。理屈でない部分ですね。
写真は機材が命なので大切に保管して長くつかっていきましょう!!
レンズが痛む前からのケアが一番大事ですよー!!
あわせて読みたい


カメラの知識を動画で学ぶならUdemyがオススメ!
