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以前の記事では背景をぼかすにはF値を小さくするということ記載しました。最初の最初はその認識でも良いのですが、実際には他にもあと3つのポイントがあります。
それこそ、最初に一眼を買った時に付いて来た標準のズームレンズとかでも可能です。
一眼っぽい写真撮りたくてミラーレス買ったけど上手く撮れないなーと思ってる方は参考にしてみてください。
背景をぼかす4つのポイント
たったの4つ!覚えちゃってください!ミラーレスで写り確認しながらこの4つを試して見るとわかりやすいかと思います。
料理や人物の撮影など、このテクニックを覚えるだけですぐに一眼っぽい綺麗な写真を撮影することができるようになります。
2.ズームで撮影する
3.被写体をアップで撮影する
4.被写体とボカしたいものの距離を離す
1.F値を小さくして撮影する
SEL24F18 24mm F1.8で撮影
レンズの絞りを開放するとも言います。F値を小さくすることでピントの合う範囲が小さくなり、ピントが合わない範囲がボケるようになります。
※上の写真では見てわかると思いますが、絞りを開放して手前の砂時計にだけピントを合わせて撮影しています。
ピントの合う範囲とはレンズからの距離を指します。そのため、被写体に凹凸がある場合に絞りを開放して撮影すると、被写体の一部にしかピントが合わないこともあります。その場合には絞りを少し絞る(F値を大きくする)といいです。
例えば人物の顔を撮影するときに、鼻の先にピントが合って目に合わないなど。
2.ズームで撮影する
SELP18105G 105mm F4で撮影
焦点距離は長い方が背景が綺麗にボケます。そのため、ズームレンズなどでは最も望遠側で撮影すると綺麗にボケます。
料理など、目の前にあるものの背景をボカして撮影する場合、綺麗なボケを作るにはF値が2以下であってほしいですが、望遠側であれば、F値が4や5などでも綺麗にぼかすことができます。
上の写真はSELP18105G の望遠側(105mm)F値4で撮影したものになります。背景が綺麗にボケているのがわかると思います。F値4でこの程度ぼけるので、F値を5とかにあげても綺麗なボケが作れそうであることがわかりますね。
3.被写体をアップで撮影する
被写体をアップで撮影すると被写体以外のものがボケやすくなります。
撮りたいものが画面の1/3以上を占めるようなイメージです。次のポイントと若干近いものもあるのですが、被写体をアップで撮影すると、ピントが手前で合うようになるため、奥にあるものがボケやすくなります。
簡単に試すには、自分の指を近づけたり離したりしながら撮影するとわかりやすいです。
4.被写体とボカしたいものの距離を離す
個人的には結構好きな撮り方で、これを意識すると写真に奥行きが出て綺麗に撮れます。よく人物の撮影もするのですが、お洒落な壁とかを背景にするより、並木道など開けた場所での撮影が好きです。
上で挙げた写真はそこまで良い例でもないですが、並木道が奥に行けば行くほどボケているのがわかるかと思います。
被写体を手前に置いて、被写体の後ろに空間を作ってあげるのがポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。キットレンズなどの初心者用レンズでも今回の4つのポイントを意識することで背景をボカした写真を撮影することが可能です。
もう一度4つのポイントを記載しておくので覚えて実際に試して見てください。
2.ズームで撮影する
3.被写体をアップで撮影する
4.被写体とボカしたいものの距離を離す
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