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スマホでも綺麗な写真が撮れるようになってきていますが、まだまだ本格的なミラーレス一眼カメラにはかないません。そのため、スマホより綺麗な写真を撮りたい方や本格的に写真を始める第一歩としてミラーレス一眼を選ぶ人が増えています。
以前はミラーレス一眼といえば一眼レフカメラより機能面で劣るものというイメージが強かったですが、昨今リリースされているモデルはミラーレスの強みであるコンパクト差はそのままに驚くほどの高画質モデルや高機能モデルが発売されています。
今やプロも使うようなハイエンド製品から初心者向けのエントリーモデルまで多くの製品がラインナップしており、老若男女どんな方にでも気軽に使えるところが魅力の一つです。今回はミラーレスカメラの選び方やオススメの人気モデルを紹介します。
この記事を読めば自分にあったお気に入りの一台を選べるようになるはずです。
ミラーレス一眼カメラとは
一眼レフから反射鏡を除いてコンパクトにしたカメラ

本格的なカメラと言うと思い浮かぶような少し大きなカメラが一眼レフです。それを少しコンパクトにしたのがミラーレス一眼。どうやってコンパクトにしたかと言うと、一眼レフカメラに内臓されていた反射鏡を取り除いています。
カメラはレンズに入った光を画像センサーに当てて電気信号に変換したものを写真として記録します。画像センサーの前には反射鏡が設置されているため、レンズに映った被写体をファインダーから確認することが可能となっています。
シャッターを切ったタイミングで反射鏡が動き、画像センサーに光が当たりそれが写真となります。一眼レフカメラでシャッターを切るとファインダー内の映像が一瞬暗くなるのは反射鏡が動いているためです。
この反射鏡を無くしたのがミラーレス一眼カメラとなります。ミラーレス一眼は反射鏡を用いずにレンズに入った光をデジタル加工したものを液晶モニターやファインダーに反映させています。
カメラの内部から反射鏡とファインダー部分をごっそり抜くことができるため、カメラ本体の構造がシンプルになり、小型かつ軽量化が行えるようになっています。
ミラーレス一眼カメラが人気の理由
最近は外でカメラを使っている人でもミラーレス一眼を使用している人がかなり増えてきています。なぜそれだけ人気なのか。
大きく2つの理由があります。
- 小型かつ軽量で持ち運びが便利
- 一眼レフのハイエンドモデルを凌駕する高機能
「1」の理由は先ほども述べたようにカメラ本体の構造がシンプルになったためです。
「2」の理由は近年の技術の進歩により一眼レフが時間をかけて進化を遂げた部分を猛スピードで追い上げているためです。特にハイエンドモデルに関してはSONYのαシリーズの進化が凄まじいです。
昨年発表されたα7RⅢは35mmのフルサイズレンズで解像度が約4240万画素の上に10コマ/秒の高速連写と言うプロ級のスペックを誇っていたり、α9は693点のフォーカスエリアを持ち、20コマ/秒の高速連写が可能かつ4Kの動画撮影にも対応しているなどハイスペックを売りとしています。
そのため、手軽にカメラを扱いたい初心者からハイスペックを使いこなすプロの方までミラーレスを利用するようになっています。
またミラーレスカメラは一眼レフと同様にレンズの付け替えを行うことができるため幅広い撮影が可能になり、カメラを1台持っておけばレンズを買い足すだけで異なる雰囲気の写真撮影が可能となります。
初心者にこそミラーレス一眼カメラがおすすめ

ミラーレス一眼カメラはプロが使えるハイスペックモデルまで充実していますが、個人的には初心者の方ほど一眼レフカメラではなくミラーレスカメラから始めることをオススメしています。
一眼レフカメラはレンズに入った光を反射鏡を通して観る構造になっているため、リアルな被写体を観ることができるのですが、カメラの設定などは反映されません。
そのため、シャッターを切って撮影した写真をみて「想像より暗かった」「白とびしていて何が映っているかわからない」となるシーンをよく見かけます。
一方ミラーレスカメラは電子処理された映像を見ながら撮影が行えるため、設定が反映された状態で被写体の確認が可能となっています。つまり、シャッターを切ることで液晶で確認したものがそのまま写真として撮影可能なため、撮影後にミスに気付くといったシーンを無くすことができます。

ミラーレス一眼カメラの選び方のポイント
実際にミラーレス一眼カメラを選んで見ましょう。
カメラ選びの観点は様々ですが、初心者の方はまずは「メーカー」で対象のモデルを絞り込みましょう。
そのあとに「イメージセンサー」や「オートフォーカスの性能」「ISO感度」などで実際に買うカメラを決めると良いです。
メーカー

カメラと言えば2強と言われているニコンやキャノンが有名ですが、ミラーレス一眼を販売しているメーカーはそれ以上に数多くあります。人気どころで言うとソニーやオリンパス、パナソニックなどが挙げられます。
そしてこのメーカーによってデザインや機能面が大きく変わってきます。ミラーレス一眼カメラは小型かつ軽量なものが多いので気軽に持ち運ぶことができるようになったことでファッションの一部としてカメラを持っている人もいるようです。
そういった人はデザインが可愛らしいオリンパスのPENシリーズを持っていたり、ちょっとレトロな雰囲気のする富士フィルムの製品を持っていたりします。
見た目よりも機能面で選びたいと言う方はオリンパスのOM-Dシリーズだったり、ソニーのαシリーズ、パナソニックのLUMIXなどがおすすめになります。
このようにメーカーで大きく特色が別れるため、初心者の方が選ぶ場合はまず外観や機能面の大まかな特徴からメーカーを絞り込んで実際にどのカメラにするかを考えると選びやすいです。
イメージセンサー
メーカーでの選択が外観よりなところがあるのに反してイメージセンサーは機能面からのアプローチ方法になります。
イメージセンサーとはレンズに入った光を電気信号に変換するセンサー部分を指します。ミラーレス一眼ではサイズ順に「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」の3種類があります。
イメージセンサーが大きいほど高機能であることが多いです。
- 高画質
- 暗闇に強い
- 価格が高い
なのでイメージセンサーは大きい製品を選ぶ方が綺麗な写真を撮ることが可能です。ただし、フルサイズモデルなどは結構な価格になっているのでカメラ初心者の方にオススメしたいのは「APS-C」です。
ただし、撮影した写真をスマートフォンなどでしか見ないのであれば最近の機種であれば「マイクロフォーサーズ」でも十分綺麗に撮影が可能となっています。
ここは用途によって選びたいところです。
ISO感度

ミラーレス一眼カメラが欲しいと言う人の中には、「スマホだと夜景や暗い場所での撮影が綺麗にできないから」と考える人も多い。
その場合にはISO感度に着目すると良いです。ISO感度と言うのはカメラが光を捉える能力を指します。この数値が高ければ高いほど暗いシーンで明るく撮影することが可能となっています。
ただし、ISO感度はあげると写真にノイズが乗りやすくなります。昔のテレビの画面とかよく見ると青とか赤の点が見えたと思うのですがISOをあげすぎると写真でもそのようになります。ISOをあげてもノイズが乗らないように各メーカーは画像処理エンジンの開発に力を入れているわけです。
オートフォーカスの性能
「子供やペットの写真を綺麗に残したい」場合にオススメなのが「オートフォーカス」です。オートフォーカスと言うのはシャッターボタンを押下した時にカメラがピントを合わせることを指します。
ピントが合わないとシャッターが切られないのでオートフォーカスの性能が悪いと「今この瞬間を撮りたいのになかなかシャッターが切れない」という事象が発生したりします。
特に動き回る子供やペットをブレずに撮影するためにはかなり重要な機能となるのでそういった用途で考えている場合はオートフォーカスにも注意して選んでください。
動画撮影機能

昨今はミラーレスカメラでも動画機能を推している製品が発売されています。ソニーやパナソニックは4K動画の撮影機能を特徴として挙げています。
また動画を撮影して一部を写真として切り出す機能も人気が高くなっています。決定的瞬間を動画で逃さず撮影してその中でのベストシーンを写真として切り出して保存するといった使い方をされる方もいます。
(流行りのGoProなどのアクションカメラも同様に動画から写真を切り出す方式です。)
「撮影に絶対失敗したくない」という方は動画撮影機能をチェックするのも良いです。
その他付加機能
基本的な機能以外にもより上手に撮れたり、便利に使えるような機能がついている機種も存在するのでその一部を紹介します。
wifi通信/Bluetooth対応
ほぼほぼのモデルが対応していますが、wifi通信に対応している製品の場合、ミラーレス一眼カメラで撮影した写真をその場ですぐにスマートフォンに転送することができます。
カフェで撮影した写真をInstagramに投稿するなども一瞬です。
写真をシェアする機会が多くなっているので無くてはならない機能の一つです。
また、近年はBluetooth通信に対応した機種も出てきておりwifiよりさらに手軽にスマートフォンなどへ写真の転送を行うことが可能となっています。wifiだとカメラ本体側でwifiを起動してスマホ側で専用アプリを使って受信といった手間が必要だったのですが、Bluetooth通信の場合はスマートフォン側だけの操作で済ますことも可能なようです。
手振れ補正
写真を撮影するとどうしてもどこかのタイミングで発生してしまうのが手振れ。せっかく良いタイミングでシャッターを切れたのに撮影できた写真を見て見たらブレブレみたいな経験はありませんか?
そういった残念を少しでも減らしてくれるのが「手ぶれ補正」の機能です。ここ最近は手ぶれ補正に力を入れているメーカーも多くなってきています。現状はオリンパスのOM-Dシリーズが手振れ補正機能が群を抜いています。
手振れ補正は夜景の撮影や暗い室内での撮影も綺麗に行えるという特徴があるため、撮影に失敗したくない方や夜景を綺麗に撮りたい方は手ぶれ補正機能についてもチェックしてみると良いです。
ミラーレス一眼カメラのメーカー
続いて各メーカーのミラーレスカメラについて見ていきます。
各メーカーで推しているポイントが異なるのでどういった特徴があるのかを知ってください。デザインだったり、センサーサイズだったり、簡単に撮影できることだったり、写真の色合いだったり特徴は様々です。
オリンパスの特徴

ミラーレス一眼の中で人気の高いメーカーがオリンパスです。宮崎あおいを広告塔として起用しており一度はテレビや電車の中などでCMを見たことがあるのではないでしょうか。
エントリーモデルのPENシリーズと上位モデルのOM-Dの2つのシリーズで展開されています。
PENシリーズ
PENシリーズは可愛らしい外観から女性が好んで使っている印象がありますね。ファッションの一部として使われることもあるようです。
その印象とは裏腹にカメラとしての性能もバッチリです。小さい本体にオリンパスの技術力が詰め込まれています。
実際のカメラのイメージや撮れる写真などは以下の動画を見ると分かりやすいです。(宮崎あおい可愛い。。。←)
OM-Dシリーズ
OM-DシリーズはPENシリーズとは外観からして全く異なります。PENが女性らしいカメラだとするとOM-Dは男性らしいカメラと言えます。カッコいい外観に高機能が詰め込まれています。
特にOM-Dシリーズの特徴としてあげられるのが強力な手ぶれ補正機能です。手ぶれ補正はもともとミラーレス機種はほぼ対応しておらず、最近は各種メーカーも対応してきているのですが、ここの性能面ではオリンパスが頭一つ抜きん出ている印象です。
室内など多少暗くても手ぶれ補正があれば綺麗に明るく撮影することが可能です。
こちらもプロモーション動画があるのでご覧ください。機能面が充実しており、誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるのが分かります。
- PENとOM-Dの2シリーズ展開
- PENは初心者向けでデザインがカメラ女子向け
- OM-DはEVFも付いてより本格的な撮影が可能
- 共に強力な手振れ補正が特徴
- センサーサイズはマイクロフォーサーズ
ソニーの特徴
オリンパスと並んでミラーレス界で人気が高いのがソニーです。
ソニーはAPS-Cとフルサイズの2サイズのミラーレスカメラが販売しています。特にフルサイズに関しては、ソニーが2013年に世界初のフルサイズミラーレス一眼を発売しており、現在でもミラーレスを先導しています。

最近発表されたソニーの最新ミラーレスカメラα7Ⅲもフルサイズカメラでエントリーモデルの完成形とも言われています。
α6000シリーズ
ソニーが発売するAPS-Cサイズのセンサーを搭載したシリーズです。APS-Cサイズのセンサーを搭載したのもミラーレスではソニーが初となっています。大きいセンサーを採用しているため、室内などの暗所での撮影に強く、綺麗なボケを活かした撮影が得意となっています。

またα6000以降に発売されたαシリーズは何と言ってもオートフォーカスの範囲の広さと速さが特徴となっています。
そのため、運動会の撮影やペットの撮影などを行うために購入される方も多いです。
決定的な瞬間になかなかシャッターが切れなかったり、切れてもフォーカスがあっていなかったりするととても残念な気持ちになりますしね。。それを解消してくれるのがソニーのαシリーズです。
僕が使用しているのもα6500と言うソニーのミラーレスになります。

α7シリーズ
α7シリーズはフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラのシリーズです。現在ソニーが最も力を入れている分野であり、機種数もα6000シリーズよりこちらのシリーズの方が多いです。

ただし、フルサイズを搭載していることもあってカメラ本体もレンズも価格が高いのがネックポイントです。予算に余裕があって最初から良いものが欲しいという方やAPS-Cのカメラからのステップアップとしては最適なカメラになります。
街中でも外人さんがよくこのシリーズを持っているのを見かけます。海外でも根強い人気を誇っているようです。
- α4桁シリーズとα1桁シリーズを展開
- 4桁はAPS-C、1桁はフルサイズ機種
- メインはフルサイズ機種に力を入れている
- 超高速のAFとシェアトップのセンサーの性能が売り
- ミラーレスでフルサイズ欲しいなら基本はソニー
キャノンの特徴

デジタル一眼では圧倒的な存在感を誇るキャノンですが、ミラーレス一眼は製品数自体は少なめです。
しかしここ半年で新機種を2つ発表するなどミラーレスにも力を入れてきているようです。現状はレンズなどもまだ少ない状況のため、手放しでおすすめすることはできませんが、一眼カメラでキャノンに慣れている方やとりあえず綺麗な写真が撮れれば良いという方にはおすすめできそうです。
価格帯もエントリーモデルクラスとなっており、初心者からも手を出しやすい製品となっています。
キャノンがデジタル一眼で培った技術力をミラーレスでも体感してみてください。
最近やっとミラーレスに力を入れてきた
対応レンズはまだ少なめだが必要最低限は揃っている
価格帯はいずれの機種も10万以下で購入可能
パナソニックの特徴
オリンパス、ソニーに次いで人気を誇っているのがパナソニックのLUMIXシリーズです。写真が綺麗に撮れるのはもちろんのことLUMIXは動画に強いです。また、写真を撮った後からフォーカスを合わせるというもはや神業的な機能が付いているモデルもあります。
機能の名称は「フォーカスセレクト」というらしいのですが、この動画見てください。これあれば誰でも綺麗な写真撮れそうですね!
またそれだけでなく、1秒間に30枚の写真が撮れる超高速連写機能も備えています。他社のカメラだと1秒間に10枚撮れるだけでも連写機能としては優秀と言われているのにその3倍の連写機能です。。。恐ろしい。
こちらも動画を見ていただくと分かりやすいですが、人の目では捉えられない瞬間がLUMIXだと撮影できてしまいます。
その他にもちょっと特殊なシーンですが星空を撮影するときなど、通常星空はオートフォーカスが使えないのでマニュアルでフォーカスを調整して撮影を行う必要があるのですが、LUMIXのGX7MK2などでは「星空AF」という星にフォーカスを自動で合わせてくれる機能もあったりします。
ただ単純に綺麗な写真が撮れるだけでなく、こういった付加価値を盛大に盛り込んでいるのがパナソニックのミラーレス一眼カメラです。これ一台あれば色々な撮影が楽しめますね!
また、センサーサイズはオリンパスと同様にマイクロフォーサーズを採用しています。またレンズの規格も同じためオリンパスとパナソニックはお互いのレンズを使うことが可能となっています。
初心者でも失敗せずに撮影が可能な機能がてんこ盛り
基本的なスペックももちろん高くファンが多い
4K動画の撮影にも強く動画狙いで買う人も多い
GFはエントリーモデル、GXはオールラウンダー、Gは写真、GHは動画の4展開
富士フィルムの特徴
富士フィルムは名前の通りフィルムを製造している会社で80年以上のフィルム技術があります。
その技術を活かした画像処理エンジンが組み込まれているため、富士フィルムのミラーレス一眼は独特の色合いで撮影が行えることから一部のファンから根強い人気を誇っています。

富士フィルムもソニーと同様にフルサイズとAPS-Cのミラーレス機種を発売しています。GFXシリーズは富士フィルムのフルサイズ機種のシリーズで現在は1機種のみ発売されています。防塵・防滴・対低温構造を採用しており有効画素数は5140万画素というミラーレス機種ではトップの画素数を誇っています。
Xシリーズは富士フィルムのAPS-C機種のシリーズで、エントリーモデルからミドルクラスモデルまで揃っています。

富士フィルムのエントリーモデルはデザインもフィルムカメラのようにオシャレで人気があります。なおかつGFXシリーズとまではいかないもののスペック自体も非常に優れている製品が多いです。
- 富士フィルム独特の良い雰囲気の写真が撮れる
- レトロデザインの機種が特徴
- フルサイズ機種も発売あり
- 目立った機能というより基本スペックが高め
ニコンの特徴

キャノンと同様デジタル一眼の覇者ですが、ニコンもミラーレス機種は少なめとなっています。最も最新の機種で3年前に発売開始された製品ですが、圧倒的なコンパクト差に高機能が盛り込まれた機種となっているため、未だに根強い人気を誇っています。
なんと言ってもこのキャッチフレーズ「美しい”ぼけ”を、すべての人に」に惹かれて買う方も多いのではないでしょうか。割とミラーレスが欲しいという方は単純に綺麗に撮りたいってのと一眼っぽい背景をぼかした写真を撮りたいという方が多い印象です。
そう言った方にはこの言葉は良いですね。実際にはどの機種でも背景をぼかした撮影自体は可能となりますがぼけ方というのはカメラ本体やレンズで異なります。(ぼかすのも自然なぼけと不自然なぼけがある。綺麗なボケは「とろけるようなぼけ」と表現されたりします。)
ニコンはその”ぼけ”に対してこだわりを持って製品が作成されているため、ブツ撮りを行いたい人にはそのコンパクト性も合間って最適な1台になるのではないでしょうか。
もちろんボケだけでなくその他の機能に関してもバッチリです。価格もズームレンス付きの製品で5万円を少し超える程度なので初心者の方にも手が出しやすい価格帯ですね。
- センサーサイズは1inch(ミラーレスで一番小さいサイズ)
- 美しい”ぼけ”の撮影が売り
- 価格が5万円前後と手を出しやすい
- コンパクトでありながらの基本スペックは高め
ペンタックスの特徴
あまり持っている人を見かけないですが、一部で人気なのがペンタックスです。インスタグラムなどで「ペンタ党」と調べるとその人気が分かるかと思います。またそういったコアなファンが付くだけの機能もしっかりとあるのですがいかんせん人気が、、、、

ペンタックスのミラーレスはニコンと同様1機種のみ販売されています。見た感じもニコンと同じような感じでサイズもニコンと似てます。。ニコンやん!
ペンタックスもBCモードという「ぼけを綺麗に表現する」モードが搭載されているなど特徴もニコンと被っていますね。価格帯も同様であとはデザインの差ぐらいですかね。レトロデザインが好きであればPENTAXがおすすめです。
- センサーサイズは1inch
- 色々とニコンと似ている
- レトロなデザインがオシャレ
各メーカーの出しているミラーレス一眼の簡単な紹介は以上になります。
結構特色が別れていて悩まれる方も多いと思いますが、次におすすめの機種をそれぞれのメーカー毎に紹介していきます。
先ほどは紹介仕切れなかったとこまで切り込んで説明していきますね。
ミラーレス一眼カメラの人気モデル
本文も長くなってきたのでまずざっくりとおすすめを言うと、初心者の方が無難に攻めるのであれば「オリンパスのPENシリーズ」「ソニーのα6000シリーズ」「LUMIXのGXシリーズ」を選んでおけばまず間違いないです。他にこだわりの機能や見た目がある場合はそちらを選ばれると良いですが、ちょっと長くなりそうなので所感だけ述べておきました!!
それでは早速紹介していきます。
オリンパスのおすすめミラーレス
オリンパスのおすすめを紹介していきます。
オリンパスは可愛いPENシリーズと本格的なOM-Dシリーズの2つがあります。
オリンパス E-PL9 ダブルズームキット
初心者におすすめなのはオリンパスのPENシリーズです。後継機種も発売されていますが基本的なスペックはあまり変わらないため、型落ちで値段が安くなっているPEN 9がオススメです。
この製品の特徴は何と言ってもまずその見た目です。コンパクトなサイズにオシャレが詰まってますね。
重量もたったの400gなので持ち運びにも困りません。チルト式の液晶で自撮りも楽々、手振れ補正まで備えています。
wifi機能も搭載しているため、撮った写真をその場ですぐスマートフォンに転送してSNSへの投稿なども簡単に行えます。
ズームレンズがセットになって6万円程度なので初心者にちょうど良い価格帯です。
オリンパス OM-D E-M 10 MarkⅡ ダブルズームキット
本格的にカメラを始める第一歩としてオススメしたいのがOM-Dシリーズです。
OM-Dの特徴はなんといっても最強の手振れ補正機能です。更にはPENシリーズには付いてないEVF(電子ビューファインダー)も付いているため、どんなシーンでも撮りたい写真をしっかりと確認しながら撮影が可能となっています。
手振れ補正があるおかげで動き回る子供の撮影などにも強いです。失敗の少ない撮影を行うことが可能です。
こちらも一つ型落ちの製品となっていますが、機能面はほぼ変わらないため値段が下がった今がお買い得となっています。
ソニーのおすすめミラーレス
ミラーレスと言えばSONY、最近はCANONやNIKONからSONYに乗り換える人も多いほどSONYの存在感が増してきています。
SONY α7RⅢ
ソニーのミラーレスと言えばやはりフルサイズですね!フルサイズ機種の中でも圧倒的なスペックを誇っていて人気なのがα7RⅢです。
価格が高いだけあって全体的なスペックが高いのですが、その特徴は何と言っても「高解像度」です。有効画素数が4240万(オリンパスの2機種は1650万)と圧倒的な画素数を誇っているため、写真の隅から隅までパッキパキに撮影することが可能です。
そのため、風景から人物まで迫力のある写真の撮影が特徴となっています。
他にもSONYの売りであるAFの高性能な追従機能や瞳に自動的にフォーカスを合わせる瞳AF、ボディ内5軸手振れ補正など機能が盛りだくさんの機種となっています。
SONY α7Ⅲ
2018年に発売されたばかりのフルサイズ機種のエントリーモデルでありながら圧倒的な高機能を誇るのがソニーのα7Ⅲです。
先ほどと名前がめちゃめちゃ似てますが、「R」が付いていないモデルがこちらになります。
最も最近出された機種で今までSONYが出してきたαシリーズの良いとこどりをして価格を抑えめにしたのがこちらの製品です。
ソニーのプロモデルα9と同様693点のフォーカスエリアや従来捉えることのできなかった角度や向きでの瞳AF、裏面描写型センサー、新画像処理エンジンBIONZX、ISO感度51200など本当に盛りだくさんの機能群です。
多少値段は張るものの高スペックを考えるとコスパが良いと言える製品です。

ソニーのフルサイズはレンズもどんどんと揃ってきているので今後も長く使えるカメラになるでしょう。
SONY α6000
先に紹介した2機種はフルサイズでしたが、APS-Cの機種でおすすめも紹介します。SONYのα6000は高速なオートフォーカスが特徴となっています。センサーサイズもフルサイズよりかは小さいですが、オリンパスなどのミラーレスより大きいAPS-Cを搭載しているため、室内での撮影や動き回る子供の撮影などにも最適となっています。
電子ビューファインダー搭載の上内臓フラッシュも付いているため、撮影シーンを選ばずどんなシーンでも綺麗に撮影が行える万能な機種です。
上位機種のα6500はさらにAFが強化され、手振れ補正や4K動画、サイレントシャッターなどAPS-Cのミラーレスとしてはトップレベルのスペックを誇っています。予算に余裕がある方はそちらを検討されるのも良いと思います。
キャノンのおすすめミラーレス
CANONは近年本格的にミラーレス市場に参戦してきています。
Canon EOS M6
Canonのミドルクラスに当たるEOS M6は初心者から中級者まで広くおすすめできるミラーレス一眼です。
APS-Cサイズのセンサーを搭載し、一眼レフで培った画像処理技術を採用しているため、高感度撮影時(暗いシーンでの撮影)にも低ノイズ&高画質を可能としています。
機能面ではハイエンドモデルのEOS M5にも引けを取らないとも言われているほど高性能となっています。
ミラーレス一眼カメラとしては珍しくBluetoothにも対応しているため、撮影した写真の転送がwifiより手軽に行うことが可能です。
(wifiの場合はカメラ側でwifiモードにした上でスマホから接続して写真を転送するという手順が必要となります。)
必要であればEVF(電子ビューファインダー)も別売りされているため、機能を拡張することが可能です。Canonのミラーレス機種の中ではかなりコスパの良い機種となっています。
Canon EOS Kiss M
Canonの一眼レフで大人気のEOS Kissがミラーレスになったのがこちらの機種。新画像解析エンジンDIGIC8を搭載しています。
「快速AF」「高画質」「快適撮影」が特徴としてあげられており、それぞれ瞳AF/AF追従、APS-C/CMOSセンサー、タッチパネルによる操作性/ボタン配置による操作性が特徴となっています。
紹介動画を見てもらうとわかるのですが、細かいところにかなりこだわりを持って作られていることがわかります。この動画を見ただけでも使い勝手の良さが伝わってきますね。Canonの看板ブランドKissの名称を付けているだけあってCanonも本気のようです。
パナソニックのおすすめミラーレス
パナソニックは独自機能が多く新製品の発売が楽しみなメーカーです。
LUMIX DC-GF90W
こちらのGFシリーズはパナソニックのエントリーモデルに当たる機種となっており、初心者におすすめです。
操作性はもちろんのこと秒間30コマの撮影が可能な「4Kフォト」に対応しており、奇跡的な一瞬を捉える写真の撮影も可能です。
撮影した後に自由にフォーカスを選べる神機能「フォーカスセレクト」も搭載されています。
さらにこのダブルレンズキットは標準ズームレンズに加えて、一眼らしい背景をぼかした写真の撮影が可能な単焦点レンズが付属しています。
単焦点レンズは「フォーカスセレクト」との相性が良いのでこのダブルレンズキットを買っておけば間違いないです!
自撮り撮影やスマホへの転送も楽々行えるのでInstagramへの投稿も簡単に行えます。
LUMIX DC-GX7MK3
GX7シリーズはミドルクラスの位置づけの製品です。電子ビューファインダーが搭載されており、LUMIXの綺麗な写真を撮るためのありとあらゆる機能がこれでもかと盛り込まれています。
20M Live MOSセンサーやヴィーナスエンジンなどの最新のセンサーが搭載されており、高い解像度を実現しています。ボタンの配置など細かいデザインにもこだわりがあり、電子ビューファインダーはチルトも可能となっており様々なシーンでの撮影に対応しています。
他にも美術館などでの無音撮影が可能なサイレントシャッターや、秒間30コマ撮影の4Kフォト、シャッターブレを抑えるシャッターディレイ、ピント合わせの手間をなくす「ブラケット撮影」など撮影の失敗を無くす機能が盛りだくさんとなっています。
そのため、ミドルクラス機種ではあるものの初心者の方にもぜひ使ってもらいたい製品です。
富士フィルムのおすすめミラーレス
富士フィルムは老舗フィルム屋独特の色使いが特徴です。
FUJIFILM X-A
FUJIFILMのエントリーモデルがX-Aシリーズとなっています。
APS-Cサイズのセンサーが使用されておりどのようなシーンでも綺麗に撮影が可能なオールラウンダーな機種です。
レトロテイストなデザインが人気となっている本機種はサイズもコンパクトで本体がたったの361gで持ち運びも楽です。
液晶がチルト式となっているため自撮り撮影も可能です。
5cmまで寄れるマクロ撮影も可能なため、料理や動植物の撮影にも最適です。
このマクロ撮影が個人的には結構いいなと思っていて5cmまで寄れるカメラとレンズってそんなにないです。
それこそマクロ用のレンズであればそこまで寄れますが標準で5cmはかなりのもの。
特定のシーンに限られると言えばそれまでですが、寄って撮りたいシーンや寄らないと撮れないシーンなどもあるのでそういった意味で本当に撮影可能なシーンが多い優秀な機種です。
また、フィルムを知り尽くした富士フィルム独自の独特な色合いの写真を手軽に撮影したい方におすすめの一台です。
FUJIFILM X-T20
FUJIFILMのミドルモデルがX-Tシリーズです。外観からこだわりを持って作られており、ボディの質感は重厚感と繊細さが現れています。
80年以上のフィルム製造で培った色再現と階調表現を15種類のエフェクトに落とし込まれています。
誰でも簡単に”雰囲気のある”撮影が可能です。
ニコンのおすすめミラーレス
デジタル一眼が主流のニコンですが、ミラーレスにもファンはついています。
Nikon1 J5
Nikonのミラーレスと言えばこれしかありませんね。1インチのセンサーを採用しているため他社よりも一回りコンパクトなサイズに仕上がっています。
しかしそのコンパクトな見た目に反して撮影能力はかなり優秀です。
2000万画素/裏面照射型CMOS/秒間20コマの連写機能などなど。
綺麗な”背景ぼけ”が撮れるのもNikonの特徴ですね
一眼の覇者ニコンが出しているミラーレスなので当たり前と言えば当たり前ですが、、、それでいて価格もかなり抑えめになっているため、初心者の方が初めて手にするミラーレスとしても人気です。
ペンタックスのおすすめミラーレス
PENTA Xは相変わらず一部に熱狂的なファンがいます。
また価格的にも手が出しやすかったため、そのころに購入したユーザーが今も使い続けるというパターンもあるようです。
PENTAX Q-S1
ペンタックスと言えばこれですね!
PENTAXが好きという人はこの外観が好きな人が多いですよね。
コンパクトなサイズながら裏面照射型CMOSセンサーを採用しており、ノイズの少ない高画質を実現しています。
手ブレ補正も内臓されておりミスの少ない撮影が可能です。
またBCモード(ボケコントロールモード)が搭載されており、背景をボカした一眼らしい写真を簡単に撮影できるようになっています。
印象的な写真に仕上げるスマートエフェクトも搭載されており、初心者でも楽しく綺麗な写真が撮影可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。これだけ多いとどれを買うか悩むと思いますが、どのカメラでも間違いなく良い写真を撮ることは可能です。
最近のミラーレスカメラは「誰でも簡単に失敗せずに綺麗な写真が撮れる」用にいろんな機能が付いているのが多いです。
解像度の違いやセンサーサイズの違いはよほどカメラと写真にこだわりのある人でないとわからないレベルです。
いろんなレビューを見たりすることも大事ですが、「なんとなく見た目が好きだから」とかのフィーリングで選ばれるのも良いかと思います。
僕自身は最初に買ったミラーレスカメラはSONYのNEX5-Tというモデルでした。
買った当時既に型落ちの製品でしたが、それまでスマホのみを使っていたので感動したのを覚えています。
買った時に付いていた標準レンズが故障して単焦点レンズを買ったところから新しいレンズ、新しいカメラへとハマっていきました。。。

とまあ話しがそれましたがこの記事を読んでくれた方が良いカメラと巡り会えることを願ってます。
長文最後まで読んでいただきありがとうございます。
カメラを買ったら撮影技術も学ぼう!
まず、最初に押さえておきたい基本的なところから!

THE一眼っぽい背景をボカす撮影はコツさえ掴めば誰でも撮れます!

背景をぼかす技術を応用すると綺麗な玉ボケも撮影可能!

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撮影に慣れてきたら撮りたいのが夜景撮影!

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