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日本政府による副業の進めや、仮想通貨で利益が出たなど近年お金に対して考えなければいけないことが増えたなーと感じます。
ふるさと納税やiDecoなども話題になりましたよね。
そういったお金に関する知識は普段の生活をしている中ではなかなか意識しづらいです。
学ぶのもどこから学んで良いかわからないといった人が多いかと思います。
そんな方達にオススメしたいのがファイナンシャルプランナー、通称FPの取得です。
お金の知識があれば年間数十万単位で節約・節税が可能

お金の知識というのは学校では学ぶこともないためちゃんとした知識を持っている方の方が少ない印象です。
普段の生活の中で、ありとあらゆるところにお金が関わっています。
個人に関係する税金、保険、年金、ローンなどから会社で行われる年末調整などは意識していなくても生活していく上で誰もが関係のあるお金になります。
税金や保険に毎月・毎年いくら払っているか把握していますか?
ちょっとした知識と工夫があればそれらの出費を減らせると知っていますか?
FP(ファイナンシャルプランナー)はそういった日々の生活に関わるお金全般に関する資格になります。
FPを勉強するだけでお金に対する意識は変わります。
にゃー
takeishi
「ふるさと納税」も「iDeCo」もFPを勉強することで知識として身につけることが可能です。
また、この2つだけでも効率よく使うことで節約・節税ができます。
例えば、年収が500万円の場合は以下のようになります。
- ふるさと納税:約34,000円 / 年 節約が可能
- 確定拠出年金:最大約120,000万円 / 年 節税が可能
→合計約15万4千円の節約・節税
※ふるさと納税は7万円まで納税可能かつ返礼額が5割で計算
※確定拠出年金は月5万円拠出した場合の計算
やるやらないは別にしろ、上記のようなことができるかどうかを知っているだけでも生活をしていく上での選択肢を増やすことができます。
選択肢が増えることでより生活を自由にすることができます。
ファイナンシャルプランナーとは?

先ほど記載したようにお金に関する資格です。FPの資格を簡単にまとめると。
・1級〜3級まで級が分かれている
・個人のお金のコンサルティング
・仕事でもプライベートでも使える
国家資格で幅広く使うことが可能です。1級となると相当な勉強が必要となりますが、3級ぐらいであればある程度勉強すれば誰でも取得可能です。
また、お金と一言でいっても色々ありますが、FPでは以下の6つの分野に分かれています。
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- リスク管理
- 不動産
- 相続・事業承継
日々の生活に置き換えると、貯金の考え方や、投資、節税・節約、保険、住宅ローン、不動産、教育、老後など幅広く学ぶことができます。
最初に例にあげた、ふるさと納税と確定拠出年金は金融資産運用やタックスプランニングに関する内容となります。
ファイナンシャルプランナーを取得するメリット
先ほどあげた節税・節約以外にもあらゆるシーンで活用できます。
- 「今契約している保険で大丈夫なのか?」
- 「怪我をして仕事ができなくなった時にはどうすればいい?」
- 「子供が生まれたら教育費はいくらかかる?」
- 「マイホームを買うには住宅ローンはどうすればいい?」
- 「投資や貯金はどうやっていけばいい?」
- 「老後は年金だけで生活できるの?」
また、仕事の面でも以下のようなメリットがあります。
- 「FP資格が有効な仕事に転職できる」
- 「お金の専門家として独立ができる」
FP資格が有効な仕事は銀行や保険、証券などの金融関連の仕事から、不動産などにまで多岐に及びます。
と言っても仕事となってくると1級とかが必要になってくるので基本は自分自身の生活に役立てたり、友達の簡単な相談に乗ってあげたりとかですね。
何級の資格を取れば良いか/難易度は?

個人の知識として生活に役立てる程度でしたら3級で基本的には十分です。3級の知識があれば、各分野の基本的なところを学ぶことができます。実際に活用する部分に関しては必要な知識を少しずつ仕入れるだけで問題ありません。
まずは3級を勉強してみて、興味を持ったら2級の勉強をすると良いと思います。
お金の知識と聞くと「なんだか難しそう」と思うかもしれませんが、日常のお金に関わる内容になるので、そこまでとっつきにくい内容ではありません。
「なんとなく聞いたことあるけどよく知らない」
と言った内容が多いですが、抵抗なく学習できる範囲かと思います。
3級は基本的な知識を学ぶことができて、2級ではより実践的な内容になります。
2級までであれば、そこまで無理なく資格を取れる内容になっています。
試験日程・試験内容など
毎年5月・9月・1月の年3回実施されています。3級は誰でも受験することができますが、2級は3級の資格を取得していることが受験の条件となります。
試験内容は、学科試験と実技試験の2つになります。学会試験が120分、実技試験は3級が60分、2級は90分(いずれも途中退出可能)となっています。
学科試験はマークシートでの回答となります。実技試験は3つの受け方があります。
FP技能検定は2つの試験機関で運用されています。
一つが、「日本FP協会」もう一つが「金融金融財政事情研究会(金財)」です。
この2つの試験機関は学科試験は同一の内容です。また資格自体も優劣はなく、同じなのですが、実技試験の出題範囲と試験形態(筆記かマークシートか)が異なっています。
個人資産相談業務(金財)→筆記 | 保険顧客資産相談業務(金財)→筆記 | 資産設計提案業務(日本FP協会)→マークシート | |
ライフプランニングと資金計画 | ○ | ○ | ○ |
リスク管理 | × | ○ | ○ |
金融資産運用 | ○ | × | ○ |
タックスプランニング | ○ | ○ | ○ |
不動産 | ○ | × | ○ |
相続・事業継承 | ○ | ○ | ○ |
日本FP協会のみ実技試験もマークシートであり、試験内容は学科試験と似たような内容になります。一方、金財の実技試験は筆記試験になるため、問題数は少ないですが、試験の難易度が少し上がります。
どちらが良いとは一概には言えませんが、得意不得意があると思うので過去問を確認するなりしてみてください。ただ、あえて言うと、学科試験と同じ範囲で同じ出題形式の日本FP協会が受けやすいのではないかと思います。 おすすめ勉強方法 通勤講座:FP3級はこちら
ファイナンシャルプランナーの勉強方法
大きく分けて3つあります。
- 独学
- 通信講座
- オンライン通信講座
1.独学
自分で市販のテキストを購入して勉強を行う手法になります。計画的に勉強を進められる方はこれを選択するのが一番金銭的には安く済みます。
市販テキストでおすすめは以下のテキストです。
合わせて問題集もおすすめです。
※もちろん2級のテキスト・問題集もあります。
僕自身はこのテキストと問題集のみで勉強して3級に合格しています。勉強時間は1ヶ月程度です。1日に一章ずつ進めて問題を解いてを繰り返して覚えていきました。
FPの分野は得意不得意が出てくると思うので後半は不得意な部分を重点的に勉強しました。
(なかなか不動産の部分が覚えられず苦戦したのを覚えています。。。)
2.通信講座
個人に合わせた学習スケジュールでテキストが送られてくる形式です。勉強の計画を立てるのが面倒な人はこちらがおすすめです。代表的なものにユーキャンがありますね。
多少価格は高いですが、送られてくるテキストを順次解いていくスタイルなのでやりやすいです。
ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座|仕事にも実生活にも活かせる!
3.オンライン通信講座
近年増えてきているのが、オンラインの通信講座です。個人的には一番効率の良い勉強方法はこれだと思います。
動画とテキストを組み合わせて学習する方法で利用者も増えてきています。
動画を利用すると言う点で映像や耳からの情報など、テキストを読むだけより遥かに効率よく学習ができます。また、動画は短時間で区切られているものが多く、隙間時間を活用して勉強を行いたい場合には最適な勉強方法になります。
「通勤講座」は最近利用者が増えてきており、評判の良いサービスです。料金も安く無料体験もできるので、雰囲気を掴んだ上で手軽に始められます。
通勤講座は実際に利用してみましたが、わかりやすくて良いですね。やっぱり普通のテキストと動画だと全然違います。価格も通信講座よりはるかに安いのも良いですね。

「資格スクエア 」も同様の形式で勉強が可能です。
まとめ
今後は複業が当たり前になるなど生活が変わってくることが予想されます。そうなってくると今まで以上に自分のお金を自分で管理する必要が出てきます。そうなった時にも活かせる知識がファイナンシャルプランナーです。
僕はファイナンシャルプランナーを取得してからお金に対する意識が大きく変わりました。こうやってブログを書いているのもファイナンシャルプランナーでお金に対する考えが変わった影響です。
知っておいて損は無い知識ばかりなので資格取得まで行かずとも勉強するだけの価値はあります。
お金の知識を身につけて賢く生活していきましょう。